宝塚の成福院(じょうふくいん)では一昨日、
お釈迦さまの成道(悟り)の日を記念した法要「成道会(じょうどうえ)」が行われた。
経本をお借りして般若心経や光明真言など一緒に読める範囲内で読誦した。
法要のあと、桂雪鹿さんによる奉納落語が行われ本堂内では笑いや拍手が響いた。
雪鹿さんは昨年、桂文鹿さんの内弟子を終え一人だちしたところ。
まずは落語一席、若手ではあるが、力のある落語を聞かせてもらった。
そして得意のバイオリンで漫談を披ろう。雪鹿さんは、関学オーケストラでバイオリンを担当したアーティスト。
いまはプロの演芸者として演奏に喋くりを織り交ぜて笑いをとっていく。
ご存じだろうか、大阪の環状線の各駅では電車が出発するときに当地に因んだメロディーが流れる。
駅ごとのメロディーをバイオリンで奏でながら環状線巡りをする。
これぞ “バイオリン漫談” の妙技として大いに楽しませてもらった。
落語とバイオリンの音色にお釈迦さんもきっと笑っておられたはずである。
雪鹿さんは大学卒業と同時に地元の小学校の先生に。
何があったか知らないが、先生を棒にふって桂文鹿一門に入門。
将来の活躍が期待される落語家さんとしてさらに精進してほしいものである。
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