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禅寺 龍潭寺は、井伊家の菩提寺。<湖東シリーズ4>

2017-04-08 15:58:13 | 歴史文化
近江八幡から彦根まで少し足を伸ばしてみた。ご存知のとおり、彦根市は井伊家のお膝元であるため歴史上では知名度が高い町である。
彦根城はもちろんのこと神社仏閣でも歴史と深く関わっているところが多い。その一つが、2017年の大河ドラマ「女城主・直虎」で一躍有名になったお寺「龍潭寺(りょうたんじ)」である。

彦根市の龍潭寺は、1600年に井伊直政が佐和山城(現・彦根市)主となった際に、静岡県浜松市にある井伊家の菩提寺である龍潭寺を分寺して建立された。それ以来、彦根の龍潭寺は井伊家の菩提寺になっている。
佐和山城主は彦根藩の藩主だけでなく過去には石田三成が居城としていたという歴史のあるお城である。

それに、龍潭寺は「だるま寺」との異名をとっている。「達磨(だるま)大師」は禅寺を開祖。それにより「だるま」は禅寺と深く関わっている。手足がないので自由が利かないが、「だるま」は、壁のように動ぜぬ境地で真理を観る、という禅の概念に通じるものとして、龍潭寺では「だるま」が真理の対象物として崇めている。

達磨大師に由来する恒例行事として、龍潭寺では毎年4月1、2日の両日に「だるままつり」なるものが行われている。慈悲と救済を得るように祈願するもので、起き上がり小法師約5千体が並ぶ様子は空前絶後である。

龍潭寺は、禅寺らしく慎まい雰囲気がある。書院や庭園も派手さはないが静寂な佇まいに背筋が自然に伸びる。そこに桃の花が厳かに咲いていた。美しい!











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