般若心経を書くと「心と体」が落ち着く。「心と体」が冷静に穏やかになる。1時間ほどの集中と文字の力なのだろう。それを言葉以外の俗な体験表現でいうなら、サウナ風呂から出て水風呂で体を冷やすときの、あの感覚である。私個人の比喩なので、それぞれが違うことは重々承知である。さらに、サウナと水風呂を繰り返していくと、心も体も不思議と整っていくのである。
仏画曼陀羅アート教室では、前回の課題が大日如来と4菩薩での曼陀羅制作。仏像と般若心経の組み合わせで、中央に大日如来像、周りに観自在菩薩像、普賢菩薩像、文殊師利菩薩像、弥勒菩薩像を配し組み立てるものだった。
大日如来像が中央に配置され、その前に276文字の般若心経を扉のように書き添える。般若心経の奥に大日如来像が経典に包まれるかのように安置されたイメージとして表現されている。
大日如来と4菩薩での曼陀羅制作
それを各教室の皆さんがチャレンジし仕上げたものを並べた。今回の課題で、新しい発見があった。大きな作品なので、般若心経も当然大きく書くことになる。見本を見ながらで一文字一文字丁寧に思いを込め書いているのが一目瞭然である。家で仕上げた方たちのも、絵にも文字にも力がみなぎっている。一歩、また前進した。心と体が整い書かれた作品に仕上がっていた。
リポート&写真/ 渡邉雄二 制作/ 仏画曼陀羅アート教室の皆さん
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