一昨日の23日は、八坂神社「新嘗祭(にいなめさい)」が八坂神社本殿で執り行われた。
新嘗祭は、神前に収穫された新穀を供え、その年の豊穣に感謝し、翌年の豊穣を祈願する儀式である。
今年は、令和2年12月、八坂神社本殿が国宝に、社殿・建築物26棟が重要文化財に指定され、その奉祝行事の締めくくりとしての新嘗祭だった。
儀式は、午前10時より本殿で執り行われ、11時より、人間国宝で京舞井上流の家元 井上八千代氏による「倭人」の奉納が舞殿で行われた。
京舞井上流は、「都をどり」の流儀として知られている流派で、現在の井上八千代氏が五世家元になる。200年以上続く日本の伝統芸能である日本舞踊の京舞井上流として現在に受け継がれている。
その井上八千代氏の舞を見るのは初めてだったが、まったくの門外漢の私にも伝わる風格たるや、京舞井上流のみならず、日本舞踊を伝承し、次の時代に継いでいく大きな存在感ある姿に見えた。
リポート&写真/ 渡邉雄二
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