昨夜、NHKで放映された人気番組「鶴瓶の家族に乾杯-尾道の旅スペシャル」を見た。
欠かさず視聴している大好きな番組である。大阪人独特の熱い気質をもつ笑福亭鶴瓶さん。むかしの少々やんちゃな気質がときより画面を通し見え隠れする。それが、微笑ましく思える。そんな愛嬌たっぷりな鶴瓶さんが好きで、この番組を毎回楽しみにしている。
今回の家族に乾杯が尾道ということもあり、いままで以上に楽しみにしていた。V6の井ノ原快彦さんをゲストに、尾道・向島の船着き場で合流しスタート。ここからが鶴瓶さんの真骨頂である一般の人をおもしろくユニークな人物像にしていく絶妙なトークで視聴者を楽しませる。鶴瓶さんの、その掛け合いトークは絶品である。芸能人の中でも群を抜くセンスを持ち合わせていると思っている。
舟の艪をつくる職人の御夫婦と楽しく
仏像を彫っている90歳のおじいちゃんに絡む
船着き場からスタートした直後に、近くにいたおじさんに声をかけた。ぶっつけ本番だからたまたまそこに居合わせたおじさんが、舟の艪をつくる職人さんだった。その絡みの中でも、そのおじさんのおもしろさが浮き彫りに。続いて、仏像などを彫っている90歳のおじいさんとの絡みも笑わせる。また、20歳のかき氷を販売している青年とのトークは、青年のユニークさが見事に鶴瓶さんのトークで引き出されていた。
一方、井ノ原さんは本土の商店街を歩き、若い人たちとの出会い、交流の場面を井ノ原さん流に尾道の良さを引き出し発信していた。彼の今回のぶっつけテーマが、「井ノ原」という同性の人がいると聞いて、出会う人に必ず聞いていた。それが功を奏し最後に尾道の「井ノ原ファミリー」と出会う。
二人の尾道ぶっつけ本番スペシャルの旅で見えてきたのは、温かい尾道の人情と風土、そして歴史の中で変わっていく新しい尾道の姿である。日本の全国高齢化は否めないが、そんな中でも尾道は、地元の若い人たちが進めるまち再生プロジェクトに他府県からの若い移住者の人たちが加わり、新しいまちづくりがスタートしている。自然環境に恵まれた、ワクワクする町になっていくのが、今回の番組からも感じとれた。
他府県から移住してきた若いファミリー
リポート/ 渡邉雄二 写真/ 鶴瓶の家族に乾杯の映像より転用
尾道・文化紀行 https://asulight0911.com/hiroshima_onomichi/
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