大地震による津波が東日本を襲って早8年。その驚愕の事態は生涯忘れることはない。復興は進んでいるもののまだ未復興の地はあると聞く。
その東日本大震災から2年後にフランスで立ち上がった「起き上がりこぼしプロジェクト」が、震災復興に対する応援と、原発事故による福島問題への理解、そして福島のみなさんに世界からの応援の声を届けようとファッションデザイナーの高田賢三さんが呼びかけ始まった。
この起きあがりこぼしの絵付けの1番目が高田賢三さん、そして国内外のアーティストが絵付けに加わった。
このプロジェクトは、ヨーロッパ各地の日本イベントで来場者の目を引いた。それは福島の「起き上がりこぼし」だ。起き上がりこぼしとは福島県会津地方の郷土玩具で縁起物として有名である。
そのプロジェクトの一環イベントが京都でも開催されている。京都伝統工芸館で春に約1ヶ月間行われ、現在は京都美術工芸大学の1階ギャラリーで開催中である。
それにコラボして「かたつむり作戦」が展開中。これは、京都美術工芸大学の客員教授であるコシノジュンコさんの発案で、起きあがりこぼしプロジェクト同様に、東日本大地震で被害を受けた子どもたちへのアートメッセージとしてスタート。京都の小中学校の生徒や京都美術工芸大学の学生がカタツムリアートを制作し、起きあがりこぼしとコラボした。
このコラボの展示は斬新で洗練されたアート空間を創りだしている。
高田賢三さん、コシノジュンコさん、そして京都府知事、市長の起きあがりこぼしも展示されている。
"とどけ!福島へ、東北へ" の光が輝いていた。
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