先日、用事で大阪・京橋に出かけた。京橋といえば大阪東地区のターミナルで人出の多いところとして有名である。その中でも人の往来がもっとも多いJR京橋駅と京阪京橋駅の間にあるコンコース広場のド真ん中に立つ「雲水」を見た。
「雲水」とは執着のない禅の境地を得ることをいう仏教用語であり、また、雲がゆくが如く、水が流れるが如く諸国を行脚して修行する僧侶を指す言葉でもある。その雲水にとって日常生活のすべてが修行といわれている。禅宗系の各宗派によって些細な部分では違いがあるたろうが、基本的には夜明け前に起床し就寝するまでの間は坐禅、読経、掃除、そして行鉢(ぎょうはつ)と呼ばれる食事、さらには寺院外での修行である「托鉢(たくはつ)」もある。
この托鉢は、寺院の周りの地域や市街地に出向き、経文を唱えながら食べ物や金銭を鉢で受け取る修行である。多くの人が行き交う雑踏の中で経文を唱える声がかすかに聞こえていた。俗世の人々が自主的に施す場合に、両者にとって功徳があるといわれる修行のようである。
もちろん僧侶の方たちの修行は我々には想像もつかない厳しさだろうが、生かされる我々も日々が間違いなく修練の場のように思えてきた。日々是好日。
リポート&写真/ 渡邉雄二
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