月順に右から左へ各扇に連続風景として絵画化している「十二ヶ月屏風絵」。この各扇に描かれた絵を主題として詠まれた和歌が、それぞれの絵に書き添えられ月次屏風として平安時代に隆盛を極めた。
江戸時代に入っても著名な絵師が屏風調進で絵を描き公家たちが歌を詠作しものや、藤原定家の歌を主題に絵を月次に描いたものなどの六曲一双の屏風が人気を博した。
有名な作品として、葛飾北斎や酒井抱一の「十二カ月花鳥図」などがあるが、今回紹介するのは尾形光琳 (福田美術館 ゼロからわかる江戸絵画)の「十二ヶ月歌意図屏風」。
解説文によると、光琳の最初期の作品で、柔和で穏やかな墨法と繊細優美な彩色による情趣あふれる画面が魅力的と書かれていた。
正面上方には12人の公家が和歌を寄せており、絵と歌で月次として物語を作成している。
ただ、残念ながら文字が分らないので、素地がない者には絵を見て様子を想像しながら楽しむしかない。それでも光琳の絵の欠片から何かが伝わってくる。
リポート&写真/ 渡邉雄二
作品/ 尾形光琳の「十二ヶ月屏風絵」(福田美術館 ゼロからわかる江戸絵画)
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