大手ゲームメーカーとして世界のゲームファン魅了する任天堂(Nintendo)。
その聖地といえる京都市下京区にある旧本社ビルがホテルに生まれ変わろうとしている。
2年前に勤務(アルバイト)していた職場近くに気になる建物があった。
鴨川にほど近い七条通と五条通の間の、正面橋を西に入った住宅の路地裏の一角に、
堂々たる近代的建造物がそびえ建ち、目を惹く存在だった。
当時、玄関先まで行ってみるとこんな掲出看板がかかっていた。
"トランプ・たるか"と妙な文字の看板が掲出されていた。
内部は人の気配はなく、長い間、空き家状態のビルだ。
看板の下に「堂天任内山」と古さを感じさせる右からの読む漢字の看板。
聞いてみると、ここが、世界の「Nintendo」の発祥地であり、
その大正ロマンを色濃く残すビルヂィングなのである。
創業当時は、写真にあるように “かるた” をメインに作っていた会社である。
創業者の山内房治郎氏が、明治22年にスタートし日本一のカード製造会社となった。
2代目社長が「合名会社山内任天堂」と「株式会社丸福」を設立し、現在の任天堂へとつながっていった。
その原点の地がここである。
任天堂(京都南区) の創業の地として残る旧本社ビルが、この夏にホテルに生まれ変わる。
昭和初期に建てられたアール・デコ風の建物の雰囲気をできるだけ残しながら増改築
(設計監修は安藤忠雄建築研究所/施工は大林組)し、
レストランやバーを備えた約20室のホテルに改装され、歴史を語れる新しい空間に生まれ変わる。
数年前からホテルラッシュで沸いたが、新型コロナウィルス感染で
国内外からの観光客はゼロに近い状態の中どう立ち向かうのかが見ものである。
任天堂が直接運営に携わるわけではないが、世界の任天堂の神通力が道を開いていくよ気もするが・・。
楽しみである。
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