令和の大改修まっただ中の比叡山延暦寺の国宝「根本中堂」。この大改修で、
日頃見れない、入れない、感じられないものを体感することができた。
根本中堂は鉄骨で覆われ国宝寺院とは思えない姿になっている。
根本中堂は鉄骨で覆われ国宝寺院とは思えない姿になっている。
その鉄骨をくぐるが如くいろんなものが目に入ってくるのである。
それは屋根の構造、とち葺きや屋根瓦棒銅板葺き替えなどなど。
それは屋根の構造、とち葺きや屋根瓦棒銅板葺き替えなどなど。
そして回廊の外部壁のちゃん塗り、丹塗り、漆塗りなどの塗り替えによって見えてくる長年の劣化状況など。
その中でも何よりも感銘を受けたのが、本堂内部で何人もの僧侶が参拝者に延暦寺の歴史、
概要等々を丁寧に説明されていたこと。
これが天台宗に伝え継がれている「照千一隅」。"一隅を照らす"教えなのだろう、と。
僧侶からの説明に、僧侶自身も驚いたというのが根本中堂の本堂に入る扉が開いたこと。
通常はこの扉をくぐのは座主だけの通路を僧侶たち、参拝者が往き来している姿(写真にある扉)にびっくり。
これも大改修のご縁によるものだと力説されていた。
全景の写真はHPより転載
全景の写真はHPより転載
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