ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

将来の安心を担保に。[発達障害]

2018-05-24 12:54:26 | 教育現場
【教育現場】シリーズ4-1

60、70年代には、子供たちが患う病気に起立性調整障害とか発達障害等という病名はなかったように思う。いまは、そういう障害をもつ子供たちが増えているという。家庭環境や家族体系が変化したことが大きな要因のようだ。

前月まで在籍していた専門学校に、中学を卒業し入学してくる生徒の半数くらいは一般の高校に行きたくない、通えないという。そういう子供たちの受け入れ先として高等専修学校や通信制高校、単位制高校、サポート校、フリースクールなどがある。そのうち約7割が高校卒業資格を取得できる学校として国や自治体から認可を受けている。それらの学校は、一般の高校と比べて規則、校則が比較的に緩いのが現状である。学校を欠席したからといって最低限の単位を取れば卒業できる。また、イーラーニングといって週一度、月に一度学校に行き、通常は家で与えられたレポートを仕上げれば、といった通信制高校も多い。
生徒数の多い学校は行きたくないが、自分のペースで通える学校なら行けそう。そしてその学校が高校の卒業資格が取得できるのであれば、そういう子供たちや保護者は将来の大きな安心担保になる。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

墨絵の魅力とは?!

2018-05-20 16:56:14 | 雑感
墨で形あるものを表現するには、輪郭線を書かないと形を作りづらい。しかし、物体などには輪郭線はない。だから墨絵といえども線が極力少ない方がいいのだが、表現しにくい。

昨日、神戸のアート 美空間Sagaで開催されている宮本信代さんの「墨の裸婦」を鑑賞。見ての通り、輪郭線が少ない。それでこの造形は美しい。「一本の線で人体を描くだけだが思うようにならない」という。しかし線が少なければ少ないほど、また単色であればあるほど不思議と想像が広がり動きが見えてくる。横向き寝ている裸婦は、その最たる作品である。
宮本さんは、一作品を作るのに、4、50枚は描く。絵具のような色彩を作り出すために、墨はご自身で丹精込めて磨る。だから墨の中に色が表現できる、という。

裸婦の絵の中に数枚の風景画と新聞が展示されていた。讀賣新聞の"広論"という企業人の随筆に挿絵を提供されている。
油絵や水彩で描く風景画もいいが、色の無い墨で色彩を表現する喜びを感じておられるのかもしれない。そして見る人の想像力をかき立てているかのようだ。

展覧会は、アート 美空間Saga
神戸市中央区下山手通2丁目13−18
5月27日(日)まで 11時~18時














宮本さんの自画像


右が宮本さん、左がギャラリーオーナー



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上方落語の6人衆が勢ぞろい。

2018-05-12 21:34:51 | 伝統芸能
上方落語の若頭6人衆が勢ぞろい。
一昨夜、神戸恋雅亭で平成六年入門同期の落語会だった。恋雅亭お世話人の桂春蝶さんを始め、吉弥さん、かい枝さん、文鹿さん、米紫さんなどの桂組に林家菊丸さんといったそうそうたるメンバーだ。

近年稀にみる心震わせるものだった。それぞれ個性あふれるネタに巧みな話術で観客席を笑いの渦に。"上手い"のひと言である。上方落語を継承する若頭の見事なパーフォマンスだった。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

不登校生の深い闇!【教育現場】シリーズ-3

2018-05-10 16:16:52 | 文化想像塾[教育]


起立性調節障害。
この病気名を聞いたことのある人は、そう多くはいないだろう。小中高生の年齢で発症しやすい病気といわれている。自律神経系のアンバランスによって、しばしば思春期に発症する自律神経失調症の一種のようだ。

症状としては、朝どうしても起きれない。午前中、体がだるい。立ち眩みがする。吐き気がする。食欲がない。といったようなことになるらしい。

考えてみると神戸カレッジ・オブ・ファッションの高等部に通っていた生徒にもそういう症状が見受けられた。
私ぐらいの世代の人たちはそういう病気の認識が極めて低い。私世代の幼少期、少年期時代に、朝が起きれない!という人がいれば、即座にどやされ、こんな言葉が発せられた。
「夜更かししてるからだろう!」
「何怠けたこと言ってるのだ!」と。

一部の生徒をみて、こんなどやし発言をしたくなるが、いまはほぼ禁句である。理解不足となってしまう。生徒にとってみれば、もしこんな怒鳴りを聞かされたものなら、二度と怒鳴った人とは口をきかなくなるだろう。
生徒すれば、そんな人にいくら説明をしても絶対に理解してもらえない、と心を閉ざしてしまうのが目に見えている。

では、なぜ?そんな症状が出てしまうのだろうか。医学的にはさまざまな成因があるようだが、分かりやすい成因の中には、水分の摂取不足、心理的ストレス、例えば、学校でのストレスや家庭でのストレスが影響するようだ。またよく耳にする低血圧による成因もあげられるらしい。日常の活動量が少なくなると筋力の衰えや自律神経機能が悪くなり下半身へ過剰な血液が移動し、脳への血流が低下してそのような症状が出てくるらしい。

資料によると、10歳から16歳に多く、日本の小学生の5%、中学生の約10%にみられ男女比は 1:1.5〜2 と報告されている。日々のリズムが5時間程度うしろにズレている事が原因で午前中に交感神経活動が活性化しない。その一方で、夜間に交感神経が活発化するため寝付きが悪くなる。つまり『朝寝坊』になりやすい。また、鼻周辺の気道のアレルギーを併発する割合が高いとする報告がある。

仮にこんな知識があったとしても、我が子や生徒の日々の生活態度をみると大人はついついイライラしがち。小言を言いたくなる。私もそんな大人で長く過ごしてきた。
が、在職していた学校で今までにない多くことを学ばせていただいた。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

煎茶体験会を行います。

2018-05-08 17:10:02 | 一茶庵「易社」
今月の15日、29日に「e-よこ逍遥」の"煎茶体験"会を行います。
e-よこ逍遥は、14日から1カ月間、大阪北浜船場地域の街あげてのイベントの一つです。その期間中に、一茶庵も参画させていただき、煎茶体験会を行います。
江戸時代から昭和の初期ごろ大阪商人や文人がこぞって煎茶を楽しんだと言われています。その文化の匂いを感じていただく煎茶会です。

場所は谷町のオフィス街に佇む草庵で、有形登録文化財に指定されている一茶庵です。
煎茶を楽しむために造られた部屋で、非日常空間を堪能していただけるはずです。
興味のある方は、ぜひお越しください。
服装も自由です。ただし靴下や足袋は着用してください。懐紙はご持参ください。

■5月15日、29日(共に火曜日) 午後7時〜9時
■場所は、大阪市中央区大手通1-1-1「一茶庵」
■参加費は3,500円です。
■お問い合わせは、09036587804 又は ipc@wa2.so-net.ne.jp 渡辺まで







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする