ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

四天王寺の睨みをきかせる赤青の仁王像

2019-05-11 15:29:32 | 文化想造塾「神社仏閣」
伽藍の配置は、南から北に向かい中門、五重塔、金堂、講堂と一直線に並ぶ。
それを回廊が周りを取り囲む形式で、古い建築様式の伽藍である大阪 四天王寺さん。
寺院は色彩鮮やかな独特な趣きが感じられるお寺である。聖徳太子が創建した和宗本山のお寺としても知られている。

その四天王寺の中門で伽藍の守護神である仁王像が睨みをきかせている。向かって右側に赤色の「阿像」那羅延金剛力士、
そして左に青色の「吽像」蜜迹金剛力士に、怪しい者ではござらん、伽藍見学と本尊お参りを、
と問いかけると一瞬、怖顔から笑みが(?) 。勝手にそう思うと気分が高まる。

同寺の赤色、青色の仁王像は珍しい。なぜ仁王像に色が塗られているのか、と思い明確な理由は見当たらなかった。
ただ、如来と菩薩は仏像の格は違えど悟りを開いているレベルなので金箔を施し金色が多い。
仁王像である金剛力士像は、格が下がるので極彩色で表現されている、ということになる。
さあ、推測の域を超えないが、当たらずといえども遠からずであろう。

トップの写真は六時礼讃堂を背に眺め、背高ノッポのあべのハルカスを借景にした景色。










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

太鼓橋に魅せられて住吉参り

2019-05-10 10:39:07 | 文化想造塾「神社仏閣」
令和になってすぐに、天王寺に出かけた折、久々に路面電車に乗った。揺られながら着いたのが「住吉大社」。
ちょうど新時代に合わせ、太鼓橋の前で書道家が揮毫されていた。

住吉大社は、鳥居をくぐり拝殿まで行くのに太鼓橋を渡る。かなり反りのある橋である。正面から見る橋もいいが、
やはり太鼓橋は横から眺める反り姿が美しい。欄干の朱色が水面に映り、不思議な世界観を見せている。

地上にいる我われと天上にいる神様とを結ぶかけ橋ということらしい。
そのかけ橋が虹に例えられているから一段と美しく見えるかもしれない。
新時代の幕開けにふさわしい住吉参りだった。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

心にひびく。仏画曼陀羅アート

2019-05-07 15:42:44 | 文化想造塾「曼荼羅」
着彩した仏画に262文字の般若心経を書き添えた。右面には黒色、左面は朱色。
異なる色を使うことによって両面の対象をより鮮明にした。あくまでも遊び心として書いてみた。
日本の仏教文化の貴重な素材を使い楽しませていただいた。想像力はまだまだ乏しいが、心に響き届くモノを表現してみたくなる。

定期的に開講している「仏画曼陀羅アート」以外に、この夏に向け新たなイベントに参加させていただく。
■e-よこ逍遥/ 2019年6月1日(土) 13:30~15:30
大阪市中央区今橋3-2-17緒方ビルB1 1500円(材料費込)
■LIA/ 2019年6月29日(土) 10:00~12:00
大阪市北区梅田1-2-2-500 大阪駅前第2ビル5F 大阪市立生涯学習センター 1500円+500円(材料費)
■IWF DOOR's/ 2019年8月3日(土) 17:30~19:00
大阪市西区江之子島2丁目1番34号 大阪府立江之子島文化芸術創造センター 500円+500円(材料費)
※お問い合わせ、ご予約/ email ipc@wa2.so-net.ne.jp

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「令和」祝賀に、鯉のぼりも舞う

2019-05-06 10:25:53 | 伝統文化
このGWは好天続き。
期間中は、例年にないさまざまなことがあった。
平成から令和への改元にかかわる行事に日本は沸いた。

快晴の日々の中、昨日は端午の節句。
鯉のぼりが「令和」をお祝いするかの如く、青天の空を気持ちよさそうに泳いでいた。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あぶり餅で郷愁を誘う

2019-05-05 11:56:47 | 伝統文化
京都市北区にある今宮神社の門前に店を構えるあぶり餅屋さんに人が並ぶ。門前道を挟んであぶり餅さんが2軒、共に長い行列。
北側は、1000年以上も続く老舗中の老舗の「一文字屋和輔(一和)」。そして南側のお店は「本家 根元かざりや」さん。
とくに一和さんは、長い歴史の中でいろんな伝説やエピソードが伝え継がれているお店で有名である。

さて、あぶり餅といってもご存知ない方に、店で聞きかじった話をすると、きな粉をまぶした親指大の餅を竹串に刺し、
炭火であぶったあとに白味噌のタレをぬった、いたってシンプルな餅菓子。
この餅菓子にこれだけの人が並ぶ。餅の風味以外に、この一帯が昔の茶店風にアレンジされているのも惹きつける理由だろう。
店先でお茶と餅をいただく。日本人の心の郷愁を誘うのかもしれない。
ちなみに、一和さんの店の屋根に守神の龍の如く這う松は、それはそれは見事なものだった。









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする