ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

ちょっとユニークで、オリジナル性に富んだ 「仏画曼荼羅アート」にチャレンジしてみませんか。

2020-10-23 15:11:56 | 仏画曼荼羅アート教室

この教室を始めて10年が経ちます。

写仏、写経に興味のある方たちが、ちょっとユニークでオリジナル性に富んだ

仏画や般若心経を描きたいと参加され楽しまれています。

写真にあるように、仏画と般若心経を組み合わせアート感覚の作品を作ります。

 

各教室とも、月一回土曜日を中心に開講しています。

体験会(初回のみ500円)も開催しています。ご興味がある方は、

ぜひ、チャレンジしてください。お待ちしています。

 

【11月の仏画曼陀羅アート日程】

■11月7日(土)  13:00〜

泉佐野/ 泉佐野市立生涯学習センター

泉佐野市市場東1-295-1

 

■11月8日(日)  13:30 〜

明石/ ウィズあかし(明石生涯学習センター8F)

明石市東仲ノ町6-1

 

■11月14日(土)  13:00〜

箕面/ 箕面東生涯学習センター

箕面市粟生間谷西3-1-3

 

■11月28日(土)  13:00〜

神戸北区/ atelier azur

 

以上、11月の仏画曼荼羅アート教室のスケジュールです。

お問い合わせは、✉ ipc@wa2.so-net.ne.jp ☎ 090-3658-7804 渡辺まで

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橋本忍なしでは黒澤明の存在はなかった!? 

2020-10-22 14:40:46 | 雑感

日本を代表する脚本家「橋本忍」。黒澤明監督作品「生きる」「七人の侍」「羅生門」など数々の黒澤明監督作品をはじめ、野村芳太郎監督作品「砂の器」、森谷司郎監督作品「八甲田山」など、映画化された脚本は71作品にのぼる。昭和の映画史に刻まれている作品のシナリオを書いた人である。

用事があって兵庫県神崎郡市川町を訪れ、帰り途中に一休みで立ち寄った「市川町文化センター」。ここで目に入ったのが「橋本忍記念館」。なんで橋本忍の資料などがここに、と思いながら見ると、ここ市川町が橋本忍さんの郷里だった。
ここ文化センター内に橋本忍作品の台本や構成本などが展示されていた。ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞の「七人の侍」の盾や台本、「風林火山」や「羅生門」の台本などなど興味のそそるものばかり。手にとって覗き込んでみたいと思うほど貴重なものだった。


その中で、興味を惹いた展示パネルに橋本忍の「シナリオ作法」というのがあった。その一部を抜粋し紹介する。
「橋本忍は素材選びに最も時間をかける。ツボにはまった素材を得、そして構成へと進む。その瞬間こそが橋本忍の技がさえるときである。(中略) 橋本忍はシナリオを書くにあたっては1/3システムを採用している。1/3書き進むごとに構成をふりかえり、生じた誤差や欠点をただしていくこのシステムにより、緻密さと重厚さが増し、シナリオの完成度が高まっていく。」


脚本家は、監督や出演者の陰に隠れてしまっているが、実は監督以上の役割があると言われている。作品の生みの親のような存在である。黒澤明とって橋本忍は欠かせない右手であり左手でもあった。大げさにいうなら、橋本忍なしでは黒澤明は存在しなかった、といっても過言ではないだろう。

残念ながら2年前102歳で人生の幕が閉じられた。日本の映画史を支えた大きな大きな宝物であった。筆者の好きな「生きる」をまた観たくなった。

 

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「○ △ □」は色即是空。実体のあるものを解体、分解すれば無に近づく。

2020-10-20 12:31:36 | 文化想造塾「曼荼羅」

臨済宗の寺院を訪れると、書院などに「○ △ □」と書かれたお軸をよく見かける。

お寺と、これらの図形がどのような関係性があるのか不思議に思っている人も少なくないはずである。

人間に例えていうなら、生まれた時はまん丸く無垢な状態から歳を重ねるごとに角ができ、さらに角が増えていく。それがこの図形で表現されているという。

 

が「色」ならは「空」となる。般若心経の真髄「色不異空 空不異色 色即是空 空即是色(色は空に異ならず、空は色に異ならず、色は即ちこれ空なり、空は即ちこれ色なり)」ということになる。

この世のすべては実体のあるものばかり。しかし、実体のあるものを解体、分解していけば、辿りつくところは「無()」に近づく。

 

その図形を思うがままに書いてみた。から始まり、何十年の間に□以上の角が備わった。いずれで終わると思うが、書きながらなかなか角が落ちてない今の自分が見えてくる。

 

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淡路島が、いま注目。観光地、特産品の充実をはかる。

2020-10-19 21:03:11 | 地域発展

先週、先月に引き続いて南あわじ市に行った。天気に恵まれた一日だった。

淡路島は1965年以降、1市10市町村体制が続いていたが、市町村合併によって2005年に南あわじ市、淡路市が誕生し、翌年、五色町が洲本市と合弁し3市体制に。北から淡路市、洲本市、そして四国徳島に近い南あわじ市である。


その淡路島が、いま話題の島として注目を集めている。周知のように、人材派遣の最大手 パソナが本社を東京から淡路島に移す計画を発表したこともあり、全国的に注目されることになった。

関西では、もともと自然の宝庫としてレジャーに人気のある島である。さらに、明石海峡大橋が開通することにより、四国へ渡るにも、また淡路島観光のアクセスとして大変便利になっている。

そのおかげで、各種のリゾート開発が進み、一大リゾート観光地になりつつある。淡路島の各市もこぞって特産品や観光スポットの整備が急ピッチで進められている。

今回訪ねた南あわじ市は、徳島 鳴門に近い、淡路島では南端の市である。海の幸、山の幸も豊富で特産品が盛りだくさん。全国ブランドとして淡路島の「玉ねぎ」はもちろんであるが、海の幸として「3年とらふぐ」の養殖は注目を集めている。

歴史文化では、国生みの島として数々の歴史遺産も豊富で、文化面ではとくに古典芸能である「淡路人形浄瑠璃」が有名である。訪れる観光客の目玉になっている。

 

淡路島の各地のスポットを徐々に紹介しようと思っている。お楽しみに!

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この軸の「裏ワザ」。カニに喩えた自分の横行自在!? 【一茶庵 稽古追想】

2020-10-18 16:32:17 | 文化想造塾「煎茶」

江戸時代は、“シャレ文化” が横行し生活の中に溶け込み楽しまれていたようである 。言葉あそびが盛んに行われていた。
とくに関心が高かったのが、妖艶で淫靡な世界を想像させてくれる俳句や川柳。作者は、俳句を詠む際に、「裏ワザ」で妖艶な意味をもたせ、楽しんだといわれている。

この掛け軸(写真)に描かれているのはカニの絵。なんの変哲もないが、違和感を持つとすれば、大きく書かれた、絵にはそぐわない書体の文字。
「横行自在到月宮」。実に目を惹く。目を惹かせるためにあんな書体で書いたのだろう。



この季節、月の夜、産卵にあがるカニを表現している軸に見える。これがこの時期に掲げられるのは、極々当たり前の飾りである。が、これを描いた人は、もしかしてカニに喩えた自分の行動を表現したようにも想像できる。つまり、月宮に喩え、遊女のところにあそびに行った自分の横行自在を伝えたかったのかも知れない。ただ、本人しか分からないことではあるが・・・。
遊びごころで「裏ワザ」を使ったのかも知れない。そんな掛け軸の話に盛り上がりながら、秋の夜長、「雁がね」を楽しんだ。

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