一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

249   ありし日の夭折願望新茶汲む

2011年05月18日 | 

 生まれてから一度だけ、お金を払って占いをしてもらったことがある。二十歳の頃だ。渋谷かどこかの道路脇に並ぶ辻占いである。私の質問は、たった一つ「いつ死ぬか」だった。

占い師は、憮然として「60才までは、大丈夫です」私は、心底がっかりした。それ以上は、聞く気にもなれずお金を払って立ち去った。

「大丈夫です」とはふざけている、と思った。早く死にたい私にとって、それは予想外の返答だったのだ。

当時、全く先の見えない自分を悲観していたのは、三島由紀夫や太宰治などの影響があったかもしれない。

 

シラン(紫蘭)

コメント
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