(つゆびえの つまりていたる やすみがま)
この句を見て思った。「やられた、一本取られた。不覚。30年以上も陶芸をやっていて、気が付かなかった。口惜しいけれど脱帽だ」
がらんどうの穴窯に梅雨冷えが詰まっている、とはよくぞ発見してくれたものだ。窯詰め、窯焚き、窯出しという一連の作業に気を取られて、休み窯の中の空気の存在に気付かなかった。
まだまだこういう発見はあるのだから、陶芸の俳句は作り尽くした、などと決めつけてはいけない。章子さん、勉強になりました。有難うございます。
バラ(薔薇)