一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

250   誘われて旅立ちを待つ夏帽子   富久子

2011年05月19日 | 

 「誘われて」というのは、人に誘われたのだろうが、初夏という季節にも誘われているのだろう。旅立ちを待っているのは、作者自身に違いないのだろうが、象徴的に夏帽子をもってきたのが成功している。

 

荷物のまとめられた鞄の上に、又は壁に掛けられた作者の夏帽子。旅への期待感がよく表れている。どんな帽子か一度見せていただきたいものだ。

 

ミズキ(水木)

 

 

コメント
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