一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

筍を煮たるこころも含みけり

2011年05月08日 | 

239

  

筍を煮たるこころも含みけり 

 

植物や魚介類の一番美味しい時期を旬(しゅん)という。筍(たけのこ)は、竹冠(たけかんむり)に旬だから、正に旬の代表と言って良かろう。

 

但し、魚介類などは、例えば鰆(さわら)は、魚偏(うおへん)に春と書くほど、春の魚の代表のように思われがちだが、その理由は1年で最も大量に漁獲されるからで、肝心の味からいうと夏だそうだ。こういう事例は沢山あるので御注意を。

 

さて、筍を掘りに行き、帰ってから皮を剥き、茹でて、更に味を付けて料理する。その人の客人への心遣いを思いながら筍を味わうのは、食べる側の当然の心構えであろう。

 

エビネ(海老根)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする