一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

キラキラと光る眼差し子供の日

2011年05月07日 | 

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キラキラと光る眼差し子供の日    歩智

 

 射るような眼差し、悩殺の眼差し、食い入るような眼差しとか、眼差しにも色々ある。凶暴な眼差しや死んだような眼差しなど、眼は口ほどにものを言う。

 

幼稚園や小学校と縁遠くなって久しいが、学力社会のため塾通いの子供たちの多い日本では、虚ろな眼をした子供が多い。

それにひきかえ、報道などの写真によるものだが、発展途上国の子供たちの眼は本当にキラキラ輝いている。戦後の日本は貧しかったが、やはり輝いていたのではないか。

 

そういうキラキラ輝く眼差しの子供たちが、日本の巷に溢れて欲しいものだ。

 

さてこの句、眼差しの主が子供であるなどと、一言も言っていない。つまり私達は、どんな人物を想像してもいいのである。

 

ハルジオン(春紫苑)

 

 

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