一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

330  勝ち囲碁となりてみんみん聞こえ出す

2011年08月08日 | 

 (かちいごとなりてみんみんきこえだす)

 

 

今日は立秋で、今日から秋である。今日からは、どんなに暑くても「残暑」である。

 

古くから日本の暦では、立秋は二十四節気の一つで、1年を太陽の運行によって、24分割していた。そして、月の満ち欠けによって、12か月を決めていた。 

これが、太陰太陽暦(旧暦)である。つまり、太陽暦を知っていた上で、月暦を使っていたのである。

 

 

古今和歌集の藤原敏行の立秋に詠った歌に 

秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる  

というのがあるが、平安時代から立秋といっても名ばかりで、暦の上では秋でも、秋になった、という実感はなかったようである。

 

 

さて、先日からツクツク法師と共にミンミン蝉が鳴き出した。鳴き声が賑やかだから、夏の季語になっているが、ミンミン蝉はツクツク法師と同様、秋の季語に入れるべきだ。又、ヒグラシは、秋の季語だが、夏に入れるべきだ、と思う。まあ、大した問題ではないが。

 

ゲンノショウコ(現の証拠)

コメント
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