(ふまないで わすれなぐさを ふまないで)
全くふざけた句である。しかし、こうして作者が分かってみると、「なるほど作者一流の冗句なのだ」と納得する。
私の推測だが、この花の花言葉「私を忘れないで」をもじって、「踏まないで」に変えたのではないか、と思う。
ワスレナグサをインターネットで調べると、153,000件もの画像があるから、余程人気があるらしい。しかし、倍賞智恵子の「忘れな草をあなたに」は知っているが、イヌフグリに似たこの小さな花を、残念ながら私は見たことがない。
ワスレナグサは、暑さに弱いらしく、日本種のエゾムラサキと明治に渡来したシンワスレナグサやノハラワスレナグサなどが主らしい。つまり、北海道や長野などの冷涼な高地に育つ花らしいのだ。
カキツバタ アヤメ ショウブか アイリスか ?