一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

662  落とし文折り目きっちりにて候  炎火

2012年08月03日 | 

 (おとしぶみ おりめきっちり にてそうろう)

インターネットで公開している、山形県月山自然博物館の制作した、虫のオトシブミが、落とし文を作る映像。(←クリックすると見ることができます)

サワグルミの葉を葉の中心辺りから主脈に向かって切り、葉の先端から二つに主脈に折り始め・・・・・中に卵を産んで、最終的にきっちり解けないように結んで、地面に落とす。

この1連の作業を間違いなくこなす能力が、彼女のDNAにきっちり組み込まれている、そのことに私は感動してしまう。

たぶん、作者も同様の映像を見たのであろう。日頃、全く使わない「候」を使うことによって、作者の感動が伝わって来るから不思議だ。

ヤマユリ(山百合) ユリ科ユリ属

百合根は、イノシシの好物らしく、庭に植えたカサブランカが、すっかり食べられてしまった。

こうイノシシが増えては、野山の山百合は全滅するかもしれない

コメント
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