一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

673  星月夜天動説も捨て難し  健

2012年08月14日 | 

  知識としては、地動説が正しいことは、分かっている。しかし、実際星空を眺めていれば、地球が動かず、空が動いている、というのが実感だろう。

 つまり、我々庶民にとって、地動説だろうが天動説だろうが、どちらでも構わないし、どちらかといえば、天動説の方が現実的で魅力的なのである。

 天動説は、数々のギリシャ神話や、日本でもかぐや姫などの星や月にまつわる物語を作り出した。そういうロマンをぶち壊したのが科学技術であって、全くの有難迷惑なのである。

 更に、あろうことか、大気圏外には、日本を含む各国が打ち上げた人工衛星の宇宙ゴミ(スペースデブリspace debris)が、4500トン、微小なものも含めると数千万個も浮遊しているという。

 これを人類の英知、科学技術の進歩などと言って、手放しで喜べようか。

ヒルガオ(昼顔)   ヒルガオ
コメント
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