一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1098  松坂牛犬に与えし憂国忌   遊石

2013年12月01日 | 

 11月の岩戸句会の兼題は、「憂国忌」だった。11月25日の憂国忌は、作家三島由紀夫が、楯の会のメンバー4名と共に、市ヶ谷の自衛隊駐屯地を占拠し、憲法改正と自衛隊のクーデターを呼びかけた後、森田必勝と共に割腹自殺を遂げた日のこと。1970年(昭和45年)で、あれから43年の歳月が流れた。

 句会会員の「憂国忌」を読むと、時代の変化を見ることができる。以下、その他の会員の句

憂国忌心を込めて窯詰めす    洋子

憂国忌格上げされて省となり   歩智

ゆるキャラの話題花咲く憂国忌  豊春

増え続く草食男子憂国忌     章子

憂国忌山本太郎の言い分     炎火

空腹の腹が出ている憂国忌    雲水

コメント
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