一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1100  冬ざるる生き残るもの果つるもの   章子

2013年12月03日 | 

 自然界の万物は、春夏秋冬によって生生流転(生滅流転、生死流転)を運行している。宇宙からみれば、一人の人間の数十年など一瞬に過ぎない。

 そんな中で作者は、多くの果つるものに思いを馳せる。そして、生き残っている自分も、やがて果つるであろうことに思いが至ったのであろう。

 ところで、「輪廻転生」などということをよく思いついたものだと、私は感心してしまう。神の存在も然りである。確かに信じる者は救われる。これは本当だ。

 今年、我が家のモモも果つる仲間に加わった。しかし、果たしてあの世で会えるのであろうか。あの世が本当にあるのならば、是非会ってみたいものである。

 

ムラサキシキブ(紫式部)

コメント
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