一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1119   研ぐ磨く掃く拭く洗うも年用意    稱子

2013年12月27日 | 

 この句の「も」がいらないのではないか、「研ぐ磨く・・・・」も順番を再考した方が良いのではないか。順番に違和感を感じるからだが、そこでそれぞれの作業を分析してみた。

〇研ぐ(水・砥石・サンドペーパー)・・・お節料理の前の包丁など

〇磨く(水・クレンザー・スポンジ)・・・風呂、玄関のタイルなど、窓ガラス、流し台、レンジフードなど

〇掃く(箒)・・・床全体、庭

〇拭く(水)・・・壁、柱、ガラス、家具、電気製品など

〇洗う(水)・・・衣類・寝具・

これらの作業手順を勘案して、並べてみると私ならば

研ぐ磨く洗う拭く掃く年用意

となる。但しこれは、あくまで「私ならば」という感想に過ぎず、作者の句を否定するつもりはない。作業をするのはあくまで作者なのだから。

ロウバイ(蝋梅)

コメント
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