一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1102   第207回 岩戸句会  11月 

2013年12月05日 | 

女房より古き炬燵やいとぬくし  遊石

松坂牛犬にあたえし憂国忌    

                    

黄と赤を舗道に残し憂国忌    鼓夢

日本海波荒くして冬の虹

 

おほかたを生きてしまひぬ神無月 章子 

増え続く草食男子憂国忌

 

憂国忌山本太郎の言い分     炎火

木枯や相模の海は大河なり

 

ゆるキャラの話題花咲く憂国忌  豊春

繧繝の伊豆の山並み冬日和

 

深秋や枕に届く波の音      洋子

七五三袴つけたる犬もいて

 

おもてなしつみれ湯豆腐寒卵   歩智

八ヶ岳ことばも凍る風の波   

  

ガス暖の臭い温もり馬込町    空白     

今時は小春木枯らし凌ぎあい

 

落葉して窓の景色の広がりぬ   稱子

小春日や父の背中で吾子眠る

 

一人居の話し相手や小鳥来る       雲水

木枯や徹頭徹尾よろこぶ犬

 

コメント (7)
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