一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1104   腹蔵にをんな焦がして十二月   海道

2013年12月08日 | 

 「腹蔵」とは、本心を隠して表に表わさないこと。(デジタル大辞林)

腹は、「腹蔵なく話す」「腹を割って話す」「腹黒い」などと使うように、昔から考えや思いが宿るところ、と考えられている。

 そこに女を閉じ込めて、焦がしているという。よくもまあ、こんなことを思い付いたものである。せめて今年中に解放してあげないと、女が焼け死んでしまうのではないか。作者なんかどうでもいいが、私は女が心配なのだ。

ノブキ(野蕗)

コメント
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