一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1388   窯火止めて吾朦朧の開戦日

2014年12月08日 | 

(かまびとめて われもうろうの かいせんび)

 南九州市の知覧特攻平和会館には、アメリカ艦船に体当たりして玉砕していった青年達の遺品や遺書、本懐を述べた手紙、戦闘機などがある。

 全体主義、帝国主義、軍国主義の当時の日本で、若者たちは戦争で死ぬことを選ばざるを得なかったし、死を日本国のため、父母兄弟を守るためと思わざるを得なかった。

 日本の特攻隊と同じようなことが、イスラムの自爆テロとなって現存している。これは、戦争同様人間の変えられない性と考えるべきであろうか。

 窯の火を止めた翌日の今日、私の朦朧とした頭が、そんなことを考えたのであります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする