一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1405   ゆらゆらと眠れる犬に榾明かり

2014年12月28日 | 

(ゆらゆらと ねむれるいぬに ほだあかり)

 薪割りをしようと庭に出ると、先ほどの50代くらいの来客の女性二人が、勝手に庭に踏み入り、ビヨウヤナギに絡みついたカラスウリ(烏瓜)を採り始めていた。

 私を見つけると、気まずそうに一人が「カラスウリ、採っていいですか」と問うた。私は「もう採っているじゃありませんか・・・・どうぞ」と、あきれてついつい言ってしまった。「持ってけ、ドロボウ」と、つぶやきながら。

 それは数日前、草刈りをした時、皆さんに見てもらうために、わざわざ採らずに残しておいたカラスウリだったのだ。

その後、カラスウリを採った二人は、挨拶もせずに去って行った。そんな二人だったから、きっぱりと「採らないで下さい」と言うべきであった。

榾とは、囲炉裏やストーブで燃やす、小枝や木切れなどの焚き木を言う。

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