一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1386   一杯の新酒に明日が絡みつく   一煌

2014年12月05日 | 

たった一杯の新酒で酔っぱらったらしい作者。酒飲みから見たら笑っちゃうけれどもこの句、過去ではなく明日に絡みつかれている、というのが面白い。何故なら、過去に絡まれるのが普通だからである。過去ではなく、明日のことが気になって、素直に酔うに酔えない、可哀想な作者。

 明日になれば、問題が解決してきっとゆっくり酔えるはず。

コメント
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