如月・3月がはじまった。きさらぎは衣更着とも書いて、陰暦二月の異称である。語源は平安後期の歌学書に、寒さのため更に衣を重ねて着ることに由来するという。昔はきっともっと寒かったのでしょう。3日は雛祭り、6日は啓蟄、13日は東大寺二月堂のお水取り、21日は春分の日と段々と水が温み、春一番も間もなくやってくることでしょう。「春の水すみれつばなをぬらしゆく」 与謝蕪村 <春の野を豊かに流れてゆく水が、岸辺の菫(すみれ)や茅花(つばな=ちがやの花穂)を濡らしてゆく情景は楽しい。>(日本の歳時記)いまの時期は寒暖の差が著しい。雨上がりの午後、ネコヤナギに着いた滴(しずく)が光線にあたってまぶしかった。<岩殿山荘主人>
<ネコヤナギ 13:25>
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