■ ブログの更新がない時は、読書にハマっている事が多いようです。 写真の文庫本を一気に読みました。 「 模倣犯 」 は 宮部みゆき さんの代表作だそうです。 彼女の本は 「 名もなき毒 」 を入院中に病院文庫 (?) で読みました。 他にも 「 誰か Somebody 」 「 人質カノン 」 などいくつか読んでいるはずですが、あまり思い出せません。 「 模倣犯 」 は写真の通り 5 巻物です。 原稿用紙 3,500 枚におよぶ大作です。 本屋で何回も目にしましたが今まで読む勇気がありませんでした。 つまり、宮部みゆき という作家を信用していなかったからでしょう。
殺人事件に於ける加害者、被害者の家族、フリーライター ( ルポライター or ジャーナリスト ) のお話です ・・・ と書くと 「 それだけ~ 」 との声が聞こえそうですが勿論そんな単純なお話ではありません。 (一)から(五)まで、一気に読みました。 読ませる力 ( 作品に引き込む力 ) が強いので長編ですが淀みなく読み進む事が出来きました。 宮部みゆき ファンを自称するならマストでしょう。 凄い作家だと思います。 今後も読み続けます。 【 注 】 映画の評判は非常に悪いので見ない方が良い様です (笑)。
■ そして、「 キネマの神様 」 これは泣きました。 年を取ると涙腺が緩くなるのでしょう。 何で泣いているのか ? ・・・ 若い時だったらこの程度の仕掛けでは泣かされないのに ・・・ と思いながら泣きました (笑)。
私が最初に就職したのが麻布十番にある録音スタジオでした。 本編 ( 映画の事 ) のスタッフとして随分沢山の作品 (
大島渚、吉田喜重、篠田正浩、新藤兼人、市川崑監督作品 ) と関わりました。 中でも印象深かった作品は、大島渚監督の 「
儀式 」 と、新藤兼人監督の 「
裸の19才 ( 原田大二郎のデビュー作 ) 」 です。 映画の低迷期 ( ATG の第2期 ) で独立プロが頑張っていた時期です。 当時は 「 キネマ旬報 」 が私の愛読書でした。
この 「 キネマの神様 」 は映画屋 ( 制作者側 )の話だと思って手に取ったのですが、すたれ行く単館映画館 ( 名画座・ミニシアター ) のお話でした。 ちょっと肩透かしを食った感じでしたが、映画に関わっていた事のある人は読んでみては如何でしょうか ? ( 映画ファンは必読 ? )。 現在は映画館も複合アミューズメント施設の中に組み込まれ、映画人口も再び上昇している様です。 いつの時代も古いものを残しておきたい人と、発展的解消を唱える人がいます。 しかし、名画座だけは残しておきたい。 昭和生まれの人間は、益々住みにくくなるばかりです。 その内怖くて街に出る事さえ出来なくなるかも知れません。
最近はキャッシュレスのカード決済、非接触だ、カードを差し込んで下さいだ ・・・ この頃はもうカードレスになってスマホをかざすだけで支払が出来るそうです。 色々な決済アプリがあってどれを選べばいいのかさっぱり分かりません。 だんだん世の中から取り残される単館映画館みたいです (笑)。
■ ガラクタばっかりのシャックの写真を投稿したら 「 懐かしい 」 とコメントを頂きました。 このコメントで、懐かしい写真を思い出しました。 下の写真はこのブログで初出のものです。 バブル時代の自慢 ( 自己満足 ) のシャックです (笑)。 この頃は H&M ,
FR Radio Lab , 日本橋ハム、に入り浸っていました。 もうすべて手元を離れています。 「 懐かしい 」。 もう最近はオークションでまともなコリンズには殆どお目に掛りません。 その分安く買う事が出来ると思います。 レストアが趣味の OM には、いいおもちゃになるのではないでしょうか。