立場が違うと・・・

　

　ちょっとよそ見をしている間に、こんな状態になっていました ！。　7042kHz に QRV すると、新参者は珍しいらしくエンドレスに呼ばれ続けます。　パチンコと同じで、もうやめたいけど球がどんどん出てくるので止められない（笑）。　申し訳ない気もしますが電源オフにするしかありません。

　呼ばれているうちが花 ・・・ 分かってますよ。　しかしその内、誰も相手にしてくれない様になるのが怖いので QRV を控えています（笑）。

　JF1EWT さん （ 現在免許切れ ） が 1972年、全国のハムと 「 楽しい会話 」 が出来ると、胸いっぱいに夢を脹らませて開局しました。　時を同じくして、八潮市が誕生 （ 昭和 47年 ( 1972年 ) 市制 ） たまたま彼の QTH が八潮市であったため QRV するとパイルアップの嵐で、ゆっくりラグチューを楽しむ事を許してくれません。　長話をしようものならビートを掛けられる始末、そんな訳で OM は無線がつまらなくなり QRV しなくなりました。　　私らに取っては贅沢な話です。

　でもって、彼から 「 パイルを浴びたかったらうちに来て JCC サービスでもしませんか 」 とのお誘いがあり、二つ返事で OK をしました。　パイルを浴びた事のない板橋区のハム達 3 人は、大いに楽しませて貰いました。　立場が違うと ・・・ 面白いものですね。

　昔みたいに HF （ 21MHz など ）でのローカル・ラグチューも聞こえてきません。　寂しい限りです。　'80年代までは高校生など若い人も多く、私のシャックにも時々訪問者がありました。　ある日の夕方、二人の高校生が来て談笑をしていました。　私は SMØAGD （ 2018年 SK ） の J5AG を狙ってアンテナはロングパス、周波数は 21.295MHz にセットしていました。　すると、ピーーピーとチューニングを取る音 （ 今はこれがない ） が聞こえ J5AG の CQ が ・・・ 勿論、私を含め来訪者全員が QSO 出来ました。　二人に取って初めて QSO するロングパスのアフリカ西海岸です。　彼らはこれが切っ掛けで DX に、ハマった事は言うまでもありません （笑）。

　

■ ALCを振らさない

SSB モードで行うデジタル通信では ALC を振らせてはいけないと言うのが鉄則です。　勿論入力側 （ ドライブ側 ） で歪んでいればいくら ALC を振らさなくても歪んだ信号が発生します。

　よく ALC を振らさないに様にすると 40～50W になる （ 100W機の場合 ） と言うのを聞きます。　本当にそうでしょうか？。　なるのではなく安全を見込んで上記のパワーにした、と言うのであれば納得しますが、私は、ALC が振れ始める （ 歪み始める、「 本当は歪みません 」 と ICOM  ） のは 100W を超えるオーバードライブになった時だと考えています。　従って、ALC を振らさなくても 100W ( 定格出力 ） は出ると思います。

　以前、FTdx5000-MP を使っていましたが、ギリ 200W で ALC は振れませんでした。　リニアアンプの調整でもそうですが、実際には ALC を掛けて 500W にすると言う事は 500W までは ALC が掛からないと言う事ですよね。　ICOM さんの言葉を信じるならば、トランシーバーで規定のドライブであれば 定格出力 までは ALC が掛からないと理解しています （ 間違っているかも ）。　ドライブをどんどん掛けても ALC だけが掛かり定格出力以上にはならないはずです （ 定格以上になれば、昔ならファイナルが飛ぶ ）。

　WSJT の右下のオーディオレベル調整を絞り込めば 100W でも ALC が振れる事はありません。　だからと言ってフルパワーを出している訳ではなく、私の場合、通常はオーディオレベルを極力絞って （ ALC を振らさないで ） 55W 出力で運用しています （ 安心だから ）。

　100W～200W でギリギリ、ALC を振らさないでフルパワーで運用して自分の電波の質を心配するなら、エキサイター （ トランシーバー ） を軽く使用し、リニアアンプも軽く （ 50％程度で ） 使うほが良いと思われます。　石のリニアアンプは増幅率が高くパワーを絞り込むのが難しそうです。　（ VL1000 でも 50W でフルパワー （ 1kW ） 出ますからね ） そこで真空管のリニアアンプなんてお勧めですがどうでしょうか （笑）。