伝統技術などの継承を託されている人は、各界に大勢いらっしゃいます。 若い後継者がいれば、未来永劫こんな頼もしい事はない。 しかし、その継承者も次第に 「 自分 」 を表に出したくなり ・・・ 冒険を始めるのが世の常。 うまく行けば喝采ものだが ・・・ さて。
この場合、二つに分かれていて、あく迄、伝統の技術に
忠実な路線で自分なりの表現を同化しつつ追及して行くタイプと。 伝統の基本は踏まえつつも、全く新しい
奇抜な物を目指しているタイプがいる。 一概に前者を消極的、後者を ( アグッレシブ ) 積極的とでも呼ぶのだろうが ・・・ 。
後者は賛否両論となる可能性もあり、結果的には離れて行くファンも出て来るかもしれない。
わたしは基本的には前者を支持したいと思っているのだが。 どちらが正しいのかは分からないし、どちらが間違っているのかも分からない。
さて、話は変わるが、私は CQ 誌をここ数ヶ月買うのを止めていた。 娘から 「 趣味に興味を失うのは老化現象の表れ ・・・ ボケの危険信号 」 と言われているが、今後は内容によって決めようと思っている。
私は以前 CQ 誌が DX 欄の
Short Break を無くしてしまった事に対し、
こんな記事 を書いていた。 そして、今月、7月号の
P-183 にはこんな事が書いてあった。 ↓↓↓ 下写真 ↓↓↓ 。
写真の文言に注意してみると ・・・
DXレポーターの伝言板として根強い人気があった 「 Short Break 」 が今月号から復活しました。 実に面白く意味深い文章です。 本当に
Short Break をこの様に認識していなかったから切り捨てたのですよね。 もし認識していたと反論されるなら、どうして
根強い人気があったコラムを切ったのですか?。 ・・・ 読者により、結果的に
根強い人気があった と気付かされたと言う事でしょう ?。
余談ですが、どうせ切るなら
P-124 のコラムの方でしょう ?。 いい加減、〆て、御社で単行本でも出してあげて下さい。
今月号の DX 欄のテーマ 「 シャックでお使いのデスク、チェアは ? 」 などと
およそ DXer とは関係のない と思われるお題です。 と言うか、一般の読者にアンケートを取って 「 シャックのレイアウトとかアイデアを募集すれば 」 立派な特集が出来上がると思いますね。 このボケたテーマで、ずっこけた DXer もさぞかし多かったでしょう(笑)。
Short Break を切り捨てた編集員は、単純に ・・・
マンネリだから、新しい事を企画しようと思ったのでしょう。 でも悲しい事に
多くの読者が毎月楽しみに読んでいた 事を、把握していませんでした。 何故なら、恐らくご自分が無線 ( DX ) をやっていないからです。
スタイルを変える事、伝統を破る事で自分の編集者としての存在感を、
アピールしたかっただけなのでしょうね。 事の重大さが分かってなく、ひとり相撲でした。 しかし、その事に気が付いて、今月号から
Short Break を復活させたのでしょう。 立ち戻る事も勇気がいるので、良かったと思います。
ついでに
P-144 からの
HF 帯コンディション予報予想 も、何じゃこりゃ! ・・・ オーロラみたいな表示法には馴染めない ・・・ 前のスタイルの何処に問題があったのだろうか?。 この場合も読者抜き ( 無視 ) で、若い大学の先生?を使って、格好良くアカデミックにやりましょう ・・・ なんて編集会議があったのでしょうか ?。 アマチュアなのだから、学術的なアプローチはいらないのに (笑) ・・・ と言うか、これ、
はっきり言って手抜きですよね。 前のスタイルは、棒グラフに置き換える手間が掛かっているから ・・・ と私は思う。