リグの 遠隔操作 に興味がありましたので、HRDのマニュアルを読んでみると、おぼろげながら概要が掴めそうな気がしてきました。
ところが、このブログの PR 欄に Team Viewer というリモートコントロール・ソフトが紹介されていたので、興味半分で覗いてみると ・・・ 商用はシェアウェアですが、個人使用に限り無料のソフトという事で、面白そうだったのでインストールしてみました。
メーカーがサポートなどで相手のコンピュータに接続して操作したり、企業が支店・本店の間など離れたところからプレゼンテーション、会社のコンピュータから自分のパソコンにファイルを転送等が出来るソフトです。
マイクロソフト( Windows )もデフォルトでその機能は持っているようですが・・・。
リグに繋いでいるコンピュータと、先日購入したコンピュータそれぞれにTeam Viewer をインストールして実験してみました。
簡単に(あっけなく)接続出来ました。
相手( コントロール・パソコン )の画面がローカル・パソコンに表示されますので、早速 DM780 ( デジタルモードのソフト ) を立ち上げて操作してみると、なんの違和感もなく ( ちょっと反応が遅い感じだが ) 送・受信出来るではありませんか!
周波数のアップ・ダウン、モードの切り替え等は HRD にお任せ ・・・ 要するにいつもの通りやればいいだけの話しです。
そこで、たまたまCQを出していた LU2BPM を呼んだら応答あり!あっさりQSO成立です。
モードは BPSK31 です。
そんなわけでデジタル・モードに関しては 遠隔操作 が出来るようになりました。
本当の意味の 遠隔操作 は電源のオン・オフ、ローテータの操作など複雑なコントロールが出来る事なのでしょうが ・・・ とりあえず出来た!(笑)
そんなの初歩の初歩だと言われるのは承知しています。
まあ、私のレベルとしては、とりあえずこんなもんです。
後は CW と SSB です。
CW は DM780 または CTwin + WinkeyⅡUSB でなんとか出来そうです。
少なくとも現状のままでも送信だけなら出来ます。
SSB はローカル・パソコンにマイクとスピーカー接続し、コントロール・パソコンのオーディオ・アウトをリグのマイク・インに、リグのスピーカー・アウトをオーディオ・インに、接続する必要があります。
送信・受信の切り替えはローカル・パソコン側から HRD で行います。
CW のブレークイン( セミ/フル )SSB のVOXも使えそうです。
デジタル・モードの受信は画面で見るだけですから音声を聞く必要がありません。
従って、なにもする事なくコンピュータをインターネット経由で繋ぐだけです。
一番、簡単!
遠隔操作 をやっている人に聞くと、CW および SSB の音声に関しては スカイプ を使用して、やり取りをしているようなのですが、この Team Viewer も音声( VoIP )・ビデオに対応しているようです。
汎用ソフトの Team Viewer で要領を掴んだところで、ハム専用の本家 HRD のリモート・コントロールにも挑戦します。
最後に、とてもイイ話 ・・・ 先に、遠隔操作 QSO第1号で LU2BPM とQSO出来たと言いました。
彼からのメッセージです ・・・「 GANBARE NIPPON! 」 ・・・ 嬉しいではありませんか!。
彼は東日本大震災の事を知っていたのです。
私も 「 ARIGATO GANBARU NIPPON! 」 と返事しましたが、通じたか?(笑)