” ハードデイズナイト ” の頭のコードは何 ?。 今になってもこの論争は決着が付かないと言うか、堂々巡りをしている様にも見えます。 レコードとライブの音が若干違うせいでもあるのでしょう。 しかも、レコーディングでは 5人目のビートルズ、ジョージ・マーティンがキーボードでどんなコードを弾いているかにもよると言われています。
ジョンが Dsus4、ジョージが Fadd9、ポールが D、と言う考察もある様ですが、一方ではギターで違うコードを同時に弾くなんてあり得ない。 いやいやそれがビートルズのいたずら心なんですよ ・・・ と、論争は止まらない。 過去にはこの件に付いて直接本人 ( ジョンかジョージ ) に聞いた人もいるはずですが ・・・。 今となってはポールに聞くしかない ?。
そこで、ヤフーの知恵袋を検索して、以下の 「 おまとめ集 」 を作ってみました。 はっきり言って専門的な言葉が登場するあたりからチンプンカンプンになります。 残念ながら私には理解できません。 しかも、長文です。 そんな時は読むのを止めて下さい。 最後に私がどうして洋楽に興味を持ったかの話をしていますので、そこまで飛んでください 🙏 (笑)。 それにも興味がない人は、ここでスピンアウトしてください(笑)。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------
質問者
ア・ハードデイズナイトのイントロのじゃ~ん コードについて 世界一有名なギターコードとも言われて いろいろな説があります 単にG7sus4というご意見もあるようですが サウンド解析ソフトで解析すると画 像のようになりますが とうていG7sus4ではないですよね? ビートルズが音楽理論(和声学ないし機能和声)に基づいて作曲していたとは思えませんが これを理論的に説明するとなるとどうなりますでしょうか?
全体のコード ジョンのコード
補足
このソフトはcelemonyのMelodyne4です。 真ん中のGはDsus4の4th、 本来その解決する先の音 F♯、またはマイナーキーであればFの音 がGの真下でなっている すなわち 導音と解決音が同時に存在している トップのGはDsus4の4thではなくFの9thでしょうか なぜこんな和音にしたんですかね Dsus4でほったらかして Ⅰ度和音のGに入るのならあるていど説明がつきますが Fの6音添加の9th和音を乗っけたかたちが理解できません ちょと・・・
2016/11/30 6:57
ブラウンは、こう語っています。「ジョージは12弦リッケンバッカー、ジョンは6弦ギター、ポールはベースを使用していたが、彼らの誰一人として、私が見つけた周波数とは一致しなかった。この事実は私に衝撃を与えた。そして、私は、5人目のビートルを見落としていたことに気付いた。そう、ジョージ・マーティンだ。彼のピアノが問題の周波数だったのだ。」
2016/11/30 9:00
ポールはベースでDを弾いたんだよね? そーしたらルートはDじゃないのかい? こーゆー時こそお得意のonコード理論でも持ち出したら良いのにwww 最低音=ルートなんだろ??? ワシ、これはコードじゃないって考えることにした。 なぜこんな演奏をレコーディングしたか?に関しては。 誰もやってないことがしたかったとか、聞く人が混乱するように弾いてみたとか、彼らお得意のいたずらだと思ってます。
2016/12/1 8:17
ご参考までに。 フランスのライブでジョンの手元が移ったときは、Fadd9をおさえていました。 ファ(4弦)、ラ(3弦)、ド(2弦)、ソ(1弦)よくあるやつです。 ポールはDです。 ただ、レコードのあの響とは少し違っています。 ジョージとマーチンのピアノが何を弾いているかだと思います。 レコード音源においては、わたしには「高音部のレ」の音は聴こえてきません。 個人的には、 Fadd9/D ですね。
2016/12/1 11:14
最初の回答者さんが返信で書かれたように、Fの5度堆積5和音(→ペンタトニック)がbaseになっていると思います。 >Fから完全五度で全部積み重ねると、 >F→C→G→D→A 並べ替えると 「F,G,A,C,D」で Fメジャーペンタ 「D,F,G,A,C」で Dマイナーペンタ です。 コード表記も並べ方次第で、 bassがDなら 「F,A,C,D,G」で F69/D=Fadd9/D にも 「D,F,A,C,G」で Dm7(11) にも 「G,C,D,F,A」で G7sus4(9)/D=G9sus4/D にも なりますね。 成り立ちは、私見ですが、元はギターの開放弦を全部鳴らしたのを全音下げたんじゃないかと思います。 E,A,D,G,B,E(G69/E 等) ↓↓↓↓↓↓↓ D,G,C,F,A,D(F69/D 等)ですね。 あっコード機能に触れるのを忘れてました。 これ、分類するなら、Gミクソリディアンのドミナントになると思います。 F69/D =♭Ⅶ69/Ⅴ ← という解釈です。
2016/12/2 23:41
2016/12/2 23:44
下のGの音はDsus4をジョンかジョージが弾いていれば説明がつきますね トップノートのGはFコードの9thですね ところで私の質問の機能和声という観点ですが このGキーの曲になぜドミナトコードのD(私の解釈ではDSUS4から解決せずに歌に入っていると思いますが)その上にF9コードが載っかっているのかと思ってます
2016/12/2 23:48
ご回答者さまがミクソリディアとおっしゃられるのは導音のFシャープがナチュラルになっている(♭Ⅶ)からだと思いますが いずれにしてもドミナントのDの上にFをルートとするコードが載っているのは何故?と思うのですが おそらくブルーノートスケールの第3音(ルートから数えて短3度)を根音とするコードを奏しているのではないかと思ってます
2016/12/2 23:52
私は完全五度堆積の和音ではないと思ってます ポールはベースでDを演奏 倍音の5度上のラが聴こえる、そしてジョンがDsus4を弾いている この2人はあきらかにこの曲のドミナントのコードを弾いている 問題なのはジョージハリスンが12弦ギターで (ご回答者おっしゃるところの)F69を弾いているということです このF(♭Ⅶ)がミクソリディアのスケールから導き出されたのか?なんなのか?です Dsus4の4thの音の解決音であるFの音を同時に持ってきていることで あまりに忙しい 音の解決すら時間が無い・・というのを表現しようとしたのであれば ものすごい理屈が成り立ちますね
2016/12/3 11:42
私は理論のことはよくわかりませんが、4人だけでなくマーチンも感覚で良い響きを手探りで見つけていったと思います。この部分を作っているデモテイクを聴くとわかります。これを作りながら理論的なことは考えてはいないと思います。 私は、ライブの証拠写真とこちらの解析から、ジョンもジョージも同じFadd9だと思います。 マーチンがDGDGC。 https://www.youtube.com/watch?v=xKx0DG-5Qyg 7:18~ 響きが違うのは、使用楽器(12弦じゃないし)や録音状況によるものだと思います。 いくら彼らでも2本のギターが違うコードは抑えないと思います。
2016/12/5 1:38
>Dの上にFをルートとするコードが載っているのは何故? 回答が重複しますが F69/D(♭Ⅶ69/Ⅴ)=Fadd9/Dsus4(♭Ⅶadd9/Ⅴsus4)だからだと思います。 >おそらく(中略)と思ってます ここはブルーノートとは思えません。 ブルージーな響きではないですし。 >完全五度堆積の和音ではないと思ってます 五度堆積和音というのは結果的なもので、 本人達が五度堆積を意識して作った←と言っている訳ではありません。 >Dsus4の4thの音の解決音であるFの音を同時に持ってきている 機能和声ではないので、F音は解決音ではないと思います。 >導音と解決音が同時に存在している ミクソだからだと思います。 >トップのGはDsus4の4thではなくFの9thでしょうか 両方を兼ねてると解釈できると思います。 >なぜこんな和音にしたんですかね やはり全6弦開放の響き(♭Ⅶ69/Ⅴ=♭Ⅶadd9/Ⅴsus4)がbaseにあったのではないでしょうか。 「Ⅴsus4→Ⅰ」も「♭Ⅶ(add9)→Ⅰ」もミクソの終止形です。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------
私が洋楽を好きになったのは、ビートルズをリアルタイムで聴いていたからです。 ライナーノーツにはビートルズの音楽の原点になったのは黒人音楽だ、などと書かれていました。 確かに初期の LP にはそれらのコピーが多くありました。 その頃は R&B と言っていましたが、すぐに、ソウルの時代がやって来ます。 元々ダンス音楽だったのですが、ロックと違ってコーラスに独特のハーモニーを持っていました。 特にバラードは顕著でした。 歌詞の内容は分かりませんが、私はこのハーモニーに惹かれて行きました。
少しビートルズ路線から離れて行ったのですが、ジャズ専門の雑誌 ( スイングジャーナルかアドリブ ) でビートルズがコーラス部門の一位になった事があります ( アルバム 「 ラバー・ソウル 」 の頃だったかな ? )。 ロックバンドと言われるグループからは初めての受賞で、改めて、何故自分がビートルズに惹かれたのか、何となく理由が分かった様な気がしました。
私はバンドをやっていましたが、演奏よりも コード ( ポピュラー和声 ) に興味がありました。 これは、専門的な知識ですから独学では大変でしょう。 そんな事が勉強できる学校に行きたかったのです。 職業としては ・・・ 勿論、アレンジャーです。
過去にスタジオで作業中にアレンジャーによって曲が劇的に生まれ変わるのを目の当たりにして来ました。 現場で一番衝撃を受けたのは、寺尾聡の 「 ルビーの指環 」 をアレンジした 井上鑑 さんです ( 当時まだ 26 才ぐらいだったと記憶している )。 彼の才能は飛び抜けて凄いと思いました。 アレンジャーと言う職業の存在を強く意識した瞬間でもありました。
とにかくメロディーや歌詞よりも先に、リズムやコード進行 ( コーラス ) に惹かれてしまうのが、洋楽を好きになった理由だと思っています。 出来るものならば、今からでもポピュラー和声学を勉強して、前記のハードデイズナイトのコード検証論争に加わり一筆啓上して見たいものです。
最後にビートルズは音楽理論を知っていたか ? との質問をしている人がいましたが、勿論、あなたより知っているに決まっている。 仮に、専門的に音楽理論をあまり知らなかったとしてもアイデアで曲は作れるし、理論や理屈を超えて、ビートルズと言う単独のカテゴリーが出来ていいくらい、独特かつ唯一無二の存在であったと思います。 黒人音楽で言えばスティービー・ワンダーもその一人で、単独カテゴリーが出来ていいと私は思っています。
好きなスティービー・ワンダーの曲は沢山あるのですが、特に 「 MY CHERIE AMOUR 」 を 1969年に聞いた時は、何と洒落た曲だろうと感動し一発で好きになりました。 「 心の愛 」 「 愛するデューク 」 「 太陽のあたる場所 」 「 Superstition 」 等々素晴らしい曲ばかりです。