「初めての方初回のみ半額の・・・」BSなどを見ていると、中高年齢者向けの、物品販売が目立ちますね(最近は地上波でも)。 この「初めての方初回のみ」と言うのが中高年齢者にとって誤解の温床になりトラブルになっていると問題になっています。 国会でも取り上げられました。
すでに ” やずや ” は「一回きりでもOKです」とはっきりと含みを持たせない様言い切っている。 確かに「初めての方初回のみ」には問題があって、電話をすると2回目以降の話に持って行こうとします。 そこで、お断りをすると「初回だけでキャンセルと言うのは受け付けておらず、3回までがひと縛りとなっているのでせめて3回のご契約を」なんて事を言い出す。 それまでに、自分の住所、氏名、電話番号、クレジット番号などたっぷりと時間をかけて教えてしまっているので、気の弱い方は、つい「じゃあそれでお願いします」と言ってしまうのです。
私が学生の時、東京での出来事です。 田舎者ですから、キャッチなんて知りません。 池袋で、英会話教材のキャッチにつかまり、喫茶店に連れ込まれて延々とセールストークを浴びせられ(2時間ぐらい)、最後の最後にサインをする段になって、勇気を振り絞ってお断りしたのです。 すると綺麗で優しかったお姉様が逆切れし鬼の様な形相で罵詈雑言を浴びせられ、伝票を押し付けコーヒー代も払わず立ち去ったのです。 19歳の春の出来事でした。 それがトラウマとなり、その手のセールスには話を聞く前に「興味がない」と最初からお断りするようにしています。 冷たい奴だと思われているでしょう。 この場合優柔不断で話を聞くのは罪だと私は思っています。 私だって飛び込み営業をした経験があります。 話を聞いてくれるのは良くて10件に一件、成約は100件に一件もあれば御の字でしょう。 oh you need timing なのです。
今日、テレビショッピングで買い物をしました。 地元大手?の「ハ●●●ク●●」です。 電話をすると、「コールセンターの、何の何某が賜ります」とテキパキとした口調の女性が出て「お電話を承りました。 一時間以内にこちらから折り返しお電話を差し上げますがよろしいでしょうか?」との事「なんだ一回の電話で完結しないのか」と思っていると、ものの5分と経たず折り返しの電話が来た。 明らかにコールセンター(こちらから)ではなく、電話の主は隣のおばちゃん風です。 まず暗い、高齢者の様に声に張りもなく素人臭満載です。 なるほど先程のコールセンターは社外の契約で電話を転送する役割を演じているだけなんだと想像に難くありません。 おばちゃんは「ハ●●●ク●●」に雇われたパートさんなんでしょう。 これなら、5分後ではなく、本当に一時間後に掛けてくれた方がレベルを比較し難かったかも知れません(笑)。
問題はこれからです。 もしかして社長夫人(ちょっと押しが強い(笑))?、ひょっとしたらパパママ企業か!と思わせる様なこのパートのおばちゃんですけど、一通り注文を受けると、作文を読み始めました。 「当社では吉野家の冷凍牛丼も扱っておりまして、温めるだけで吉野家の牛丼がご家庭で・・・」「結構です」さらに読みます「他にも北海道産数の子満載の松前漬けが・・・」「結構です」まだ読みます「え~明太子はお好きでしょうか?」「結構です」まだまだ読みたさそうな雰囲気だったが、さすがに聞く気にもなれず、嫌な思いで電話を切りました。 パートのおばちゃんには可哀そうですが、この企業のレベルとイメージを落とすのに十分でした。 電話の転送といい、折り返しの電話といい、小さい通販業者の裏側が見えたようでした。
私の個人情報を握っているのですから、頼んだ商品にカタログを忍ばせておく方がよっぽどスマートだと思うのですがねぇ~。 社長がそれだけでは気が済まないのでしょう。 電話営業と言えば、しつこい と言うイメージです。 リホーム、土地活用、資産運用、保険勧誘など、どれもこれも似たようなものですね。