エンゼルス大谷翔平投手(27)の同僚、アンソニー・レンドン内野手(31)が利き打ちとは逆の左打席で驚異の本塁打を放った。 8対0で大差のついた8回、レ軍の投手は野手のフィリップス。トラウトが9号2ラン、大谷ももう少しでメジャー通算100号というフェンス直撃の二塁打を放ち、猛攻の最中で4番レンドンが打席に向かった。

通算154本塁打を誇る主砲は右打席に向かった…と思いきや左打席に立った。80キロ台の遅球を連発するフィリップスに対し、1ボールから87キロの球を捉えると、打球は右打席のような力強い勢いで右翼席へスタンドイン! 4号2ランが生まれ、球場は大盛り上がりだった。  【 以上 日刊sprts新聞より 】

 

 私はリアルタイムでテレビ観戦をしていました。 出て来たピッチャーが野手のフィリップス。 投球フォームはキャッチボールです。 山なりの球を投げます。 日本だと試合を諦めた態度に否定的なファンが多いでしょう。

 オールスターでイチローがピッチャーマウンドに立った時もファンやメディア・SNS 等で揺れたそうですが、エンターテインメント的には成功したのではないでしょうかね。 その証拠に今でも語り継がれている。

 しかし、ここはアメリカ、やんちゃですね。 自虐的パフォーマンスですね。 皆やんややんやの大盛り上がりです。 エンゼルスも 「 馬鹿にすんなよ 」 と負けてはいません。 小便ボールに対し、2本のホームラン、2ベース ( フェンス直撃:大谷 )を浴びせ 、この回、計4点を取って 12対0でエンゼルスが勝利します。

 利き打ちとは逆の左打席で驚異の本塁打を放ったアンソニー・レンドン内野手が球場全体を異常な盛り上がりを見せました。 半分以上が席を立って帰って行ったファンはこの素晴らしいエンタメを見ることができなくて残念でしたね。 日本じゃこんな演出は無理。 アスリート精神のみで、エンタメ精神に乏しい。 ストレートキャップ世代に世代交代しなければ無理なのかもしれません。

 【 蛇足 】 日ハムの小笠原がFAで巨人に入団した時、なにが驚いたって、あの立派な髭が見事にそり落とされていたのです。 ファンの失望は相当なものでした。 巨人ってそんなとこ?。 不信感を抱きました。 侍みたいで凄く似合っていたのに、巨人の小笠原はもはや別人となってしまったのです。 魂を売ってしまったなどと揶揄されました。 髭駄目、茶髪駄目などと言われていますが巨人側にはそんな規則はないとか???。 あるのは 「 巨人軍は紳士たれ 」 と言うスローガンです。

 大洋時代に、屋鋪はヒゲを生やし、トレードマークとしていました。 巨人に入籍当時 「 巨人軍は紳士たれ 」 をモットーとする球団の方針としてヒゲを生やすことは一応は禁止だったのですが、長嶋茂雄がそのヒゲを気に入ったこともあり、巨人の日本人としては珍しくヒゲを剃らずにプレーした選手となったのです。 前例があるのにどうして小笠原は髭を剃ってしまったのか?。 選手の自由度は監督次第と言う事でしょう。 監督の保身も働くでしょうしね。 没個性で抑え込むのは時代錯誤と言うべきでしょう。