Last Chance Cafe  master JL6USD

これから起こる出来事の全てが Last Chance だと思って生活している後期高齢者のブログ

■ 新しい QSL 完成  " UX5UO Print "  

2016-10-31 00:00:00 | QSL




 前回つくったのは以下の QSL CARD です。 裏面は白紙。

 

 今回も ( 下図 ) UX5UO にて印刷しました ( 2 回目 )。 注文は LUXURY ( 4G+1 | 4G+0 ) タイプ ・・・ 表面フルカラー、裏面単色、枚数 2000、料金 109 USD ( ¥11,779 JPY 送料込み ) PayPal で支払います。 一時期より若干 " 円高 " に振れていましたので、国内で作成するのと変わらないか、むしろ安いかも知れません。 国内作成の場合、アメリカンサイズ ( 90 X 140 ) に変更するのに別途料金がかかり、また送料も別途かかったりします。 本当は料金だけが海外印刷の理由ではありませんが ・・・ 。

 
 

 UX5UO は日本に 代理店 を持っています。 代理店は中継役として細かい指定を代行してもらえる便利さや安心感はありますが、若干料金が高めになる事を覚悟しなければなりません ( これはしかたのない事です )。

 私の場合は、写真データとフォント ( 指定 )、住所氏名などのデータをメールに添付して UX5UO に直で発注しました。 ところが、先方からは私の希望と違ったフォントでサンプルが返ってきました ( 下図 )。

 

 これは UX5UO が自分は 「 これがいいと思うよ 」 と考えてのサービス ( 提案 ) なのです。 つまり彼独特の親切心で、私の希望をくつがえしてくる訳で ・・・ ここで怒ってはいけません (笑)。

 「 いいや、俺はこのフォントと大きさは気に入らない 」 と再び自分の希望デザインを添付して送ります。 先方もこんな事では気を悪くしません (笑)。 IOTA  AS-077 は指定しましたが、Kyushu Island は彼が勝手に足したものです。 これは別に拒否をせず好意として受け入れました(笑)。 彼が一生懸命気を使っていると言うか ・・・ 人の良さが感じ取れます。

 前回も、私の昔のコールが JA6FGC だと分かるとコールサインの下に小さく、EX call JA6FGC と入れて来ました。 私の希望ではありませんでしたが、ありがたく ( しかたなく ) 受け止めました (笑)。 また、文字色は全部白指定だったのですが、Fukuoka JAPAN は淡いブルーで仕上げて来ました。 いい感じです。

 今回はもっと細かいところまで希望があったのですが、正直、私の第一希望のフォントではありませんでしたが、限りなく 近いもので OK ( 妥協 ) を出しました。 グラフィック・デザイナー的なセンスと技術をお持ちであれば、そのまま版下として指定して送れば話は早いかも知れません。

 約 2 週間で到着します。 早いです。 写真の様な梱包で送って来ますが中は二重ダンボールになっており 「 角打ち ( 角の傷み ) 」 の問題もなく届きます。

 私は、日本印刷の QSL に興味がない訳ではないのですが、フォントの種類に制限があったり、なんとなくベタッしていて立体感がないと言うか ・・・ いやいや私が、ただ  外国カブレ  な訳でして ・・・  ((( obake ))) 。 因みに、現在 18,298 unique callsigns 318 DXCC countries が UX5UO Print を利用し、その内 189 が JA からの注文となっています。 【 注 】 日本語の印刷は不可です。

 


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LoTW で BV9P ( 1995年 5月分 )  / PRATAS ISLAND を CFM 

2016-10-30 00:36:00 | QSL
 昔の QSO で QSLを請求しないまま月日が経ってしまい、焦げ付いてしまった事はありませんか?。 私も QSL を請求しようとしたら MGR が SK ( 例えば WA3HUP Mary は March 12, 2016 に SK 、5AØA の Mgr SP6BZ も SK となっている ) になっていたり、Pedition のオペレータ本人が QSL をハンドルしている場合、彼自身が既にハムをやめていて、QRZ.com で調べても住所が載っていない事も間々ありました。

 数年前の話ですが、JF1IST OM が QRV した E31FAO の QSL を請求したところ、もう QSL カードがなくなってしまっているからと手紙の QSL をいただきました。 もちろん手紙でも必要条件が整っていれば QSL CARD として有効です。 W3HNK などの様な有名な QSL MGR であれば数十年前の QSL でも CFM 出来る可能性はあります。 

 今日、LoTWBV9P ( 1995年 5月 ) を CFM しました。 幸いにしてこの局の QSL カードは請求済みでしたので手元にペーパー QSL があり ARRL にも申請済みだったため、然程感激はありませんでしたが、絶対喜んでいる人がいるはずです。

 

 今になって BV9PLoTW にどなたがアップしてくれたのか、ちょっと気になったので、 BV9PQRZ.com で調べて見るとデータは検索出来るものの伏せ字になっていて QTH もジンバブエ。 QSL MGR も不明。 死んでいるデータです。 全く情報が得られませんでした。

 

 すぐに請求しないとこんな事になってしまういい例ではないでしょうか?。 今回の措置で助かっている OM もいるかもしれませんね。

 DX Pedition であれば少なくとも終了後半年以内に請求すべきでしょう。 あるOMは、「 タイミングをずらす事で行方不明にもなりにくく、返信日数もかからない 」 と何かの雑誌に書いていましたが、程度問題でしょう。

 忘れた頃に到着する SASE を受け取って迷惑そうな顔をしている MGR を想像してしまいます。 食事はゆっくり楽しみたいが、後片付け ( 皿洗い ) はさっさと終わらせたいと言うのが本音でしょう。

 ついでに BS7H のデータもチェックしてみてみたら ・・・ データは W3UR の管理下に置かれているようで ・・・ 国旗は フィリピン になっているではありませんか ? ( 中国側はこれで OK なの ? )。 あっしには関係ございませんが ・・・ 。 なにやらきな臭い臭いが漂っています。

 

 【 追記 】 後日 KU9C のページを見ていたら BV9P , BS7H などのマネージャーである事が分かりました。


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はじめて Wikipedia を編集する 

2016-10-28 00:09:00 | Ham Radio
 Wikipedia は便利ですが、掲載されているデータは必ずしも正しいとは限りません。 そんな事は誰でも知ってるよ ・・・ と言いつつも結構 「 鵜呑み 」 にしてませんか ?(笑)。 間違った情報がコピペされ拡散してしまう事もあるでしょう。

 さて、今日 Wikipedia で JARL を見ていて、間違い ( 赤字部分 ) を発見してしまいました。

 1963年3月13日 - 初の養成課程講習会を開催

 私は 1965 年 4月 ( 昭和 40年 ) に無線従事者免許証を取得しましたが、当時、養成課程講習会はありませんでした。 翌年から実施されたのは記憶に強く残っています。 もう一年待っていたら講習会で免許が貰えたかも知れないって ・・・ 国家試験なんて嫌ですからね (笑)。

 なんとか訂正したい ・・・ しかし、Wikipedia なんて誰でも編集できるのだろうか?。 とりあえず 「 編集 」 と言うタグをクリックしてみました。 ログインしろとかアカウントを作れとかメッセージが出ます。 なんか面倒くさそう ・・・ ですが、訂正したい一心で、パソコンの指示に従い、どうにかログインに成功 exclamation2。 特に訂正の根拠を求められる事も無く、下の様に訂正してしまいました ( 青字部分 )。

 1966年3月13日 - 初の養成課程講習会を開催

 誰でも加筆や書き換えが出来るのですね ・・・ ある程度のセキュリティーは設定されているとは思いますが、良からぬ者が愉快犯的に故意に偽データを書き加(換)える事、または削除する事も可能かもしれません ・・・ Wikipedia はその程度のもの ??。 怖い怖い ((( dokuro ))) (笑)。

 【 加筆 】 CQ ham radio 創刊70周年記念アワード(特別賞)達成者現る に参考データを追加しました。


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再々 ATNO について 

2016-10-27 13:16:00 | Ham Radio
 最近、ATNO が 「 初めてのエンティティー 」 の意味から、「 初めてのスロット 」 の意味と混同して使われ始めた様な気がしている。 憂慮すべき事だと思う。

 DX Cluster に書き込んでいる英語圏のハムでさえ、All Time New One の意味を正しく理解出来ていないとなると、我が国において意味を周知させるなんて不可能に近いかもしれない。


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KCØW が 3C, 3CØ より QRV !?

2016-10-26 23:42:00 | Ham Radio
 あの、KCØW Tom が フィリピンより 4I7COW で、11月はじめより数日間 QRV した後、次のスポットとして、3C, 3CØ Equarorial Guinea & Annobon より 50 ~ 60日間 のロング DX pedition を計画していると ・・・ 。

 先日、太平洋の Pedition 先で、リグを含め身の回りの物を盗まれるというトラブルに見舞われ、一時帰国していた KCØW Tom だが、再び行動を開始するようです。

 話変わって ・・・ 先日、3C7A で QRV した LA7GIA Kenneth は、なな なんと、ここが ATNO らしい。 KCØW3C, 3CØ Equarorial Guinea & Annobon に対し ATNO なので QSO したいとコメントしている。 なかなか面白い話ですね!。

 昔、ARRL の DX 委員会で ブランドニューから QRV する場合 Pedition のメンバーは DXCC 上 QSO した事にしてはどうかとの提案がなされましたが、救済策としては分からないでもないが、やはりその考え方には無理があると言う事で却下されています ( ブランドニュー以外はもともと関係ない話 )。

 Pedition 側でもそんな 「 ルールを曲げるようなケチな措置は必要ない 」 と突っぱねたと言われています。 全世界の注目をあびる名誉あるものですから、使命感に燃えているのでしょう。

 次のブランドニューは日露共同管理の歯舞・色丹島 ・・・ なんて事 (笑) にはならないと思うが、Top Peditioner と言われる人種は常に世界に目を向け、ブランドニューの可能性を探っていると言われています。

 LA7GIA Kenneth には、頑張って、ここと QSO して ATNO を卒業して貰いたいと思います。 そこで、ふっと思いました。 3Z9DXP5 を持っているのだろうかってね (笑)。 そんな事は、どうでもいい事だけど、もしかして持ってなかったら、ちょっと面白いかなと ・・・ 。


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多機能 Club Log で自分の成績を見る (その2)

2016-10-25 00:05:00 | Ham Radio
 憧れの OM とは ・・・ 多くの面で自分より優れている ・・・ と言う事でしょうか ?。 無線設備、技術力、語学力、信望の厚さ、DXCC の数などの要素が ( 他にも沢山 ) あると思います。 その憧れの OM にマグレでもいいから なにかひとつ でも勝ったりすると嬉しくて小さくガッツポーズ ? かもしれません (笑)。

 最近は色々なサイトで多くのデータを見る事が出来ます。 先日も 「 多機能 Club Log で自分の成績を見る 」 として Club Log の機能の一部を紹介しました。 この Club Log はまだまだ奥が深く、探って行くと以下の様なデータにたどり着きました。
 自分の Super League slots の成績です ( 下図 )。

 今日を基点とする過去一年間で、Club Log に登録している DX pedition といくつ QSO 出来て、スロット ( 枡 ) をいくつ獲得したかを示すものです ( 毎日更新 )。

 

 上図の脚注を見ると、全体の 20.99 % に当たる 17 の Pedition と QSO 出来ており、64 のスロットを獲得した事が分かります。 そして 1 Pedition 当たりの平均スロット数は 0.79 です。

 今日までの過去一年間で 81 の Pedition のデータがあって、その内の 17 と QSO 出来たと言う事です ( 17÷81×100=20.99 % )。

 自分のランキング ( JA での順位 ) も見る事が出来ます。 自慢出来る順位ではありませんが、私は現在 165 位中 115 位です。 しかし、大票田の VK9WA が 11 月 24日で足切りになるので残念ながらランキングが大幅に下がる事になるでしょう。 

 このランキングを上げようと思えば、単にアクティビティを上げればいい ? のです。 何もアフリカやカリブと QSO 出来なくても、太平洋や近場の Pedition を沢山 QSO すれば、平均スロット数はアップします。 しかも一年以上前のデータは足切りになるのですから、今からスタートしても、高いアクティビティーを保つ事で、もしかしたら憧れの OM に肉薄出来る かも しれませんね ? 。


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CQ ham radio 創刊70周年記念アワード(特別賞)達成者現る

2016-10-20 03:39:00 | Ham Radio
 CQ ham radio 創刊 70 周年アワード DXCC 270 特別賞ですが、どうやら 10 月に入って数人 ( 5 局程 ? ) が達成されたようです。 達成されたトップクラスの DXer が途中で 「 諦めかけた 」 と言う噂ですから平民はお呼びでない Award でした。

 達成者が出ないのではないか ・・・ との私の心配は危惧に終わりました。 やはりいるんですね ~ 超人が ・・・ とても素晴らしい事だと思います。 企画者としても一安心と言うところでしょうか ?。 順番が付くのかどうかは不明ですが、申請書を受け付けた順番ではなく、270 を達成した日にちで判定されるとか ・・・ 。 私の予想ですが、トップ 2 は JA4DND OM、と JE1FQV OM ではないかと思っています。 おめでとうございます。

 さらに、265, 250 のクラスもありますから、それを含めると達成者は二桁になると思われます。 ただし、このクラスには楯は送られないとの事。 CQ 出版社は 「 ケチ 」 な事を言わずに達成者全員に楯を贈呈しては如何でしょうか ?。 この 265, 250 の特別賞も難易度は類を見ないほど高いと思いますよ。

 【 加筆 : 参考データ 】 Club Log での 2016 年のランキングです。 Club Log を利用されていない OM もいますので、このランキングが全てではありません。

 


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南極点 South Pole Station アムンゼン・スコット基地  

2016-10-15 01:55:00 | Ham Radio
 唐突ですが QSL を整理していたら、こんなカードが出てきました。

 

 南極には多くの国が観測所をもっていて、USA、ロシア、ドイツ、オーストラリア、我が国の 昭和基地 など、アクティビティーもそこそこありますので、さほど珍局と言うわけではありません。

 USA に於けるコールサインの割り振りは、主に FCC が行いますが、ごく稀に軍関係などがコールサインの発給を行う場合があります。

 有名なところではグァンタナモベイ( KG4●● ) のコールサインは FCC が発給している訳ではありません。 かつての、沖縄で使用されていた KA2AA ~ KA9ZZ も同じです。 軍関係施設のためか軍が発給しています。 軍の補助無線局の意味合いが強いのでしょうか?。 因みに、2-by-3KG4●●●、KA#●●● などは FCC が発給していますが、これらの局は USA 本土の局です。

 さて、南極に割り当てられているコールサイン、KC4AAA ~ KC4AAF, KC4USA ~ KC4USZ についても FCC の 管轄外 です。

 上の QSL KC4AAA ( QSL VIA K1IED ) は南極点に位置する USA の無線局ですが、FCC の免許ではありません。 母体である National Science Foundation が発給したコールサインなのでしょうか?。 詳しくは分かりません。 South Pole Station KC4AAA は、同じ南極の中でも、ある意味珍局では? ・・・ お気に入りの QSl の一枚です (笑)。

 下の QSL は近年アクティブなロシアの南極基地局。 南極は北半球の冬にかけてアクティビティーが上がります。

 

 【 資料 】 http://star.ap.teacup.com/ja6fgc/1097.html

 


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現在のシステム 

2016-10-14 03:06:00 | Ham Radio
 現在のシステムです。 今は遠隔操作はありません。

 

 LoTW, eQSL, HRD Log.netHRD Log Book から全て自動的に操作出来ます。
 QRZ.com ( 自動的にオペレータ名を引っ張って来る ) や Club Log にもリンクしています。
 TI-5RigExpertUSB Transceiver Interface です。 キーヤーは K1EL の Winkeyer USB で Ctestwin と連動します。 遠隔操作をしたければ Ham Radio Deluxe を介し TeamViewerSkype などで簡単なリモートコントロールも可能です。

 普段の DXing に於いては FTdx5000MP のダイアルに触れる事は殆どありません。 かと言って Ham Radio Deluxe を直接操作している訳ではなく DX Cluster をクリックして Freq 情報を Ham Radio Deluxe に飛ばして FTdx5000MP に連動させているだけです (笑)。


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決めてはいたが・・・ 

2016-10-11 23:12:00 | Ham Radio
 QRT していた期間以外は、開局前の 1963 年頃より CQ 誌を毎月欠かさず読んでいます ( 初歩のラジオラジオの製作、モービルハム なども廃刊まで ) 。 CQ 誌は広告を含め隅から隅まで読むほうで、一週間はじっくり楽しんでいました ( 家族が感心するぐらい (笑))。 しかし、もうそろそろ卒業してもいいかな~と心に決めて、本屋を素通りしていました。

 近所の本屋には毎月 8 冊の CQ 誌が届きます。 今日は 10月 11日 ・・・ さすがに売れ残ってはいないだろうと思って立ち寄ってみました。 売り切れていればきっぱりと決別ができると思ったからです。

 いつも平積みにしてあるのですが、ありません。 はぁ~ ・・・ やっぱり ・・・。  ふっと視線を上げると、一瞬目をこすって 2 度見してしまいました。 なんと、目の前の棚に一冊だけ残っていたのです。 気が付いたら CQ 誌を手に本屋を後にしていました。 チョット後悔しています。 決別の絶好のチャンスだったのに ・・・ 。 また来月同じチャレンジをしなければなりません。

 表紙は W1ØØAW の QSL でした ( 実物大は珍しい ? )。 そう言えば私にも先月の JARL 便に入っていましたので、ブログのネタに ・・・ と思っていましたが、なんか先を越されてしまった感じです (笑)。

 W1AW/x は 3,500,000 QSO で、W1ØØAW は 75,000 QSO だったそうです。 もう少しで W1AW/x のみで WAS が完成しそうだったのですが、2 州およばずタイムアウトです。

 2014 年当時を懐かしく思い出しました。 一年間の長丁場のイベントでしたが、W1AW/x のアクティビティーが高く十分楽しませて貰いました。 年間スケジュールをほぼ完璧にこなす、見事な連携プレーでしたよね。 さすが、ARRL ・・・ 組織やボランティアがしっかりしている印象です。

 
 私は 14MHz CW の 1 QSO だけでした。


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■ 再び ATNO  All Time New One について 

2016-10-03 19:03:00 | Ham Radio
ATNO ( All Time New One ) と言う言葉が使用され始めたのは、数年前 ・・・ TX5K 2013年頃あたりからでしょうか? ( 自信なし(笑))。 一般のぺディションでは使用される事は殆ど無く、ウォンテッドの上位に位置するエンティティーで主に使われます。 今年はじめの VP8STI でも使用されています。

 ATNO の指定は、基本的にニューカマーや弱小局の救済のために生まれました。 昔に比べ設備もレベルアップし、DX 人口も増え激戦となっています。 しかも、自然保護により QRV がままならないエンティティーも増えています。 どんなエンティティーを残しているかにもよりますが、#1 DXCC の道はとても険しくなっているのです。

 そこで DX pedition 側は考えました。 なにか工夫がなければ QSO 出来る人は多くのスロットを埋めて行くのに対し、本当に必要としているニューカマーや弱小局には行渡らないのではないかと ・・・ ( ClubLog による Leaderboard の非表示も ATNO 対策のひとつ )。 ATNO にとってはどこかひとつのバンドで一回だけ QSO 出来れば満足なはずです。

 そこで、例えば プロパゲーションの開けているバンドには 第2、第3 のトランシーバーで臨機応変に対応し、第1トランシーバーでは、14MHz を 24時間フル運用し、枯渇するまで捌き続け、どの時点かで QSO してもらう ・・・ と言う作戦が取られました。 しかし、ウォンテッドの上位に位置するエンティティーからの QRV は甘くありませんでした。 24時間フル運用してもパイルアップはニューカマーや弱小局が QSO 出来るレベルまで下がらなかったのです。

 そこで、考えられたのが ATNO 指定です。 ニューカマーや弱小局にとっては願っても無いチャンスが到来したと ・・・ これで私も QSO が出来る ・・・ と思ったのですが、如何せん ATNO の意味が知られていないため ( 特に CW に於いて )、DX pedition 側も手応えを感じるところまで成果を出せませんでした。

 ATNO と言う言葉が誕生して数年経ちました。 今でも ATNO 指定に該当しない OM がコールをしています。 エリア指定、ナンバー指定などは違反すれば誰にでも分かります。 しかし、ATNO 指定は該当するかどうかは本人しか分かりません。

 今後も、3Y Bouvet, CEØX, KH1 など超レアなエンティティーからの QRV が予定されています。 我々ニューカマーや弱小局にとって ANTO 指定が有効に機能するのを願ってやみません。

 ビッグガンの OM にとってそこがニューバンドだったりしたら、QSO したいと思うのが当然です。 しかし pedition 側が ATNO と指定している時は、ニューカマーや弱小局にとって千載一遇のチャンスなのです。 pedition 側も そんな彼らと QSO したい、そして貴重な 1エンティティーをプレゼントしたいと思って ATNO 指定をしています。 先輩として後進に道を譲って QSO させていただけないでしょうか。 ATNO と言う言葉がいつの日か死語にならないためにも ・・・ 。


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DX pedition をワッチしてみた 

2016-10-01 23:31:00 | Ham Radio
 このところアクティビティーが低く、これではまずい ・・・ と思って久々に RIG の前に座ってみました。 たまたま、7MHz CW の T2R が良く聞こえておりました。 飛びチェックにはちょうどいいカモ ( 失礼ですね (笑) ) だと思い、一旦パドルに手を掛けましたが、Slot も埋まっているし、NA SA の指定もありワッチ ( 高みの見物 ) をする事にしました。
 
 相変わらず DX pedition 側の指定にもかかわらず、それを無視して JA がコールしています。 いつも見かける光景ですので、もはや気にもなりません。 USA からのコールが聞こえていますが、T2R 側では聞えないらしく、再び JA を拾い始める ・・・ 。 これも良くある事ですね。

 その内、指定が ATNO に変わりました。 ATNO の意味をどれだけの DXer が理解できているのかは不明ですが、パイルアップの大きさにあまり変化が無い事を鑑みると理解度は低いと思われます。 また、当然知っているはずの日頃よりアクティブな #1 DXCC の OM までが QSO をしているのを聞くに至っては、いったいどうなっているんだ ? ・・・ と考えさせられます。

 多くの場合、交通整理のうまく行っていない DX pedition はオペレータ側にも問題があるようで、クラスターでは T2R の オペレータに対し EU からは辛辣な批判がスポットされていました。

 ひとつ気が付いた事があります。 オペレートのヒントになるかどうかは分かりませんが ・・・ 。
 QRZ DE T2R ATNO UP と打った時の方が、 QRZ ATNO DE T2R UP と打った時よりパイルが少ないと言う事です。 それにはこう言う理由が考えられます。 つまり CW を良く取れない OM が ・・・ 前者の場合、コールの後になんか打ってるぞっと、一瞬コールをためらうからではないでしょうか ?。 それに比べ後者は DE T2R UP しか耳に残らず ATNO をスルーしてしまうのです。

 T2R はこの時、確かに ATNO を最後に持ってくる場合と、前半に持ってくるスタイルの二種類がありました。 T2R のオペレータが両方をランダムに使っていた事を考えると、この微妙な違いに気が付いていなかったのでしょう。

 いずれにしても、まず ATNO の意味を正しく広く知らしめる必要がありそうです。 勘違いが多いようですが ・・・ ATNO の意味は All Time New One ですから、いずれのバンドでもモードでも一回も QSO したことが無いと言う意味です。 過去に DXCC の MIX Mode でクレジットを受けてなくて、その人にとって全くの初めて ( New One ) の QSO を意味します。 従って、T2R との QSO が初めて言う意味ではありません。

 P5/3Z9DX の時、ATNO の指定で 「 俺は 20m は持っているが 15m は初めてだったよ 」 と言っておられる OM がいましたが ・・・ それは間違いです。 20m で持っているのであれば呼んではいけません。 本当の ATNO にとってはショックな事です。

 ATNO であるか否かは DX pedition 側はもちろん、他人では判断できず、本人のみが知っている事です。 それ故に、性善説に委ねる部分が多いと言うところに大きなネックがある様です。 もう一度繰り返しますが、ATNO 指定の場合、少なくとも #1 DXCC を持っておられる OM には呼ぶ権利がありません。


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