12 ページもある立派な冊子です。
気になるところは、やっぱり価格です。
定価で ¥ 340,200 。
実売価格は ¥ 289,000 ぐらい ・・・ ?。
大きさは 365W x 115H x 312D 。
発売日は9月末だそうです。
因みに、TS-990S は 70万円台だとか ・・・ ??? 。
今更 75A-4 でも無いでしょうが ・・・ 私はこの 75A-4 が大好きなのです。
シャックを整理中に引っ張り出してきて室内アンテナ ( FM 放送受信専用 並行フィーダー使用の folded dipole を T 型に繋ぎ 3m ほどのワイヤーを足したもの ) で 7MHz を聞いてみました。
アンテナの半分は床を這っています(笑)。
電源は 2年前のハムフェアで JA6ACZ OM から 500円で買った、ステップアップ・トランス ( 100V - 115V 2KVA ) の出番です 。
この 75A-4 の最初のオーナーは 多分 WB0SKE です ( マニュアルにサインがある )。
75A-4 は 1955年 3月頃より発売されています。 とにかくデカイ、隣にドレークの R4-C と比べてください。
私のは 1956年 12月の製造で、シリアルナンバーは 17xx ですから初期のモノですね。
75A-4 は 5800 台ほど製造されたと聞いています。
しかし、この時代に 1 KHz 直読ですから素晴らしい。
パスバンド・チューニングの真空管 ( PTO ) ごと動くメカニズムなんて仰天です。
アイデアは、さすが COLLINS ! 。
その後どんな経緯を辿ったのかは分かりませんが、かなりの改造が施されています。
2ND MIXER の6BA7 が6U8A ( 6GH8A, 6EA8 などでも可? ) に、CB ( 27MHz 帯 ) が 11MHz 帯に変更されています。 他にも ・・・ ? 。
問題点もあり、AM が受信できません ( CW-SSB だけ OK )。
キャリブレートをとっても補正用のカーソルでギリギリ、セーフ等々です。( ハイバンドは OK )
フィルターはオリジナルの 0.8KHz, 3.1KHz, 6KHz が入っています。
手前に写っているのは SSB 用のナロー・フィルターで 2.1KHz です。
60年近く経った今でも、真空管をはじめ保守部品が手に入ると言うのも FB です。
私も若干のストックがあります。
室内アンテナでも国内 QSO は S メータを振らしてよく入感します ( 7MHz ) 。
20:00 JST 頃に DU と YB, BV などが聞こえました ( CW ) 。
ちゃんとアンテナを繋げば 160m, 80m で使えそうですが、やはり調整は必要のようです。
SG も VTVM も持っていないので、どうしたものか (笑) 。
そんなんじゃ、75A-4 のオーナーの資格が無い ! との声が聞こえてきそうですね。