キマグレ競馬・備忘録

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NASA 火星有人探査機

2011年05月25日 | Science/Technology
NASAが火星に向かう新宇宙船を発表しました。
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4人乗りで火星へ NASAがシャトル後継の新宇宙船を発表(産経新聞)
スペースシャトルを引き継ぐのは4人乗り宇宙カプセル-。米航空宇宙局(NASA)は24日、今年で最後の打ち上げとなるスペースシャトル退役後、米国の有人宇宙開発を担い、火星や小惑星などの探査を行う新宇宙船の概要を発表した。宇宙飛行士の輸送に特化したカプセル型の「多目的有人宇宙船」(MPCV)で、米ロッキード・マーチンが開発。月探査を目的に開発が進められていた宇宙船「オリオン」の設計デザインを元にしたもので4人乗り。スペースシャトルに比べ、10倍安全性が高いという。オバマ米大統領は2030年代半ばまでに火星軌道に飛行士を送り込む計画を推進しており、MPCVの実用化は、この計画の第1段階となる。CNNによると、米デンバーにあるロッキード・マーチンの施設ですでに、飛行実験が進んでいるという。スペースシャトルは、7月の「アトランティス」の飛行で引退。NASAは今後、MPCVを宇宙に送り出す大型打ち上げロケットの開発も進めていく。
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リーマン・ショック前の景気の良い頃は、スペースシャトル退役後の様々な宇宙開発計画が発表されていましたが、景気が悪くなるとともにお金が掛かる宇宙開発は、大部分が凍結或いは中止になってしまいました。今回、NASAが火星探査計画用の宇宙船の概要を発表したことで、これからまた宇宙開発が注目されるようになると思います。この宇宙船は4人乗りで、安全性がシャトルの10倍も高いということです。現時点のNASAのイラストでは、アポロ宇宙船に似たようなイメージで、大きさにもよりますが、これで本当に火星まで往復できるのかなと思ってしまいます。おそらくアポロ計画のように月や小惑星など、近隣の天体へのテスト飛行を重ねて、実際に火星に向かう宇宙船は、もっと大型で形の違うものになるのではないかと想像します。それにしても、2030年代半ばまでに送る計画というのは気の長い話です。あと20年以上も先になりますが、その間には予算不足や想定外のアクシデント等が起こると思いますので、実現するのはさらに10年くらい掛かるかもしれません。生きているうちに実現できると良いのですが、、。


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