毎年楽しみにしている中山グランドジャンプ障害競走に行ってきました。
GJ当日の風景です。
勝ったマジェステイバイオ。道悪も全く苦にしない圧倒的な強さを見せる障害馬。暫くはこの馬の時代が続きそうな予感がします。柴田大知騎手は、この日行われた全12レースに参戦しました。通常、障害の騎手は障害のみ、平地の騎手は平地のみで、掛け持ちでもこれほど多く乗ることは無いですから、これは素晴らしい記録だと思います。これから良い馬に巡り合って、是非平地でのG1にも期待したいです。
応援していたのは、テイエムブユウデン。先行して良いところを見せましたが、最後の直線までもたずに失速し5着でした。しかし低人気(12番人気)を覆す好走を見せてくれて、最後の障害まで場内を湧かせてくれました。今後の活躍に期待したいです。
今回のグランドジャンプは、不良馬場の最悪のコンディションで行われました。このG1では中山名物ともなっている2つの大きな障害を飛ぶため、毎年落馬事故が起きます。今年も馬場が悪いので心配されましたが、全ての馬が落馬もなく飛越し、観客から大きな拍手が贈られました。競馬でレース中に観客が拍手するのは、この大障害レースだけで、自分も応援している馬と一緒に参加しているような気分になります。これは他の平地レースには無い心地良い慣習です。また年末の中山大障害が楽しみです。