内田樹の大学教育論。いつものようにブログ等に記載された記事を集約した本。
雑記帖のようなエッセイで、読み終わってみるとあまり記憶に残らない内容も多い。
それでも共感できた部分があった。それは、現代の大学教育がビジネスとして捉えられ、
就職予備校化していることに著者が危機感を感じていることだ。
それは自分も時々感じることがある。大学の最終年は今と同じように就職のことばかり
気にしていた。内定をもらうと、目標を達成した気分になり、卒業に必要な単位の取得と
形だけの卒業論文を書いただけで、その後の人生に身になるような知識の習得が
おろそかになった。大学時代の不勉強は、社会に出て永年勤めてみて身にしみることだ。
大学教育は、目の前の「就職」という課題を達成するための道具ではなく、
長期的な視点で人生を豊かに過ごすための基礎を作る機会と考えるべきなのだろう。
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