父からボケ防止に読書を薦められたのが26歳の時でした。
毎週単行本1冊、年間50冊を目標に読めばボケが防止できるという話。
25歳でボケを心配するのは早過ぎると思いましたが、読書は嫌いではなかった
ので少しづつ読み始めました。でも当時は給料が少なく、なかなか本が買えな
かったため毎月図書館に通い、10冊借りてきて読むの繰り返しでした。
それがいつの間にか習慣となり、現在に至っています。
通勤電車の中で読むのが楽しみで、一時期、通勤時間が片道1時間半掛かっていた
こともあり、年間100冊読むこともありました。(主に歴史や科学書が多かった)
これまで30年間続けているので、2000冊以上は読んだ計算になります。
何故本屋ではなく図書館なのか、それは系統立ててあらゆるジャンルの本が
置いてあるからです。近所の本屋では売っていない分野の本、古い本、
高価で買えない本など、様々な本が置いてあります。
(もちろんお気に入りの本、図書館に無い本、永久保存の本は購入しますが)
図書館は、ブックジャングル。自分の未知の世界を知る手掛かりが、
沢山用意されていて、フラフラと見て回るだけでも楽しい。
これからもこの習慣を続けたいと思っています。
因みに、イタリアの歴史学者で作家のウンベルト・エーコはこう言ってます。
「図書館の理想の機能とは、少しばかり露店の古本屋に似ていて、
ときたま掘り出し物が見つかることである」