世界的指揮者ー小澤征爾と兄弟による家族のオーラルヒストリー。
音楽を中心に兄弟が語ったファミリーヒストリーをまとめたもの。
よく知らなかったが、小澤征爾の兄は筑波大学の名誉教授で口承文芸学者であり、昔話研究の第一任者である。 弟は俳優でタレント、エッセストとして活躍していたらしい。 兄の子はシンガーソングライター。小澤征爾の子は、俳優とエッセイストとして活躍する芸術一家だ。
9回に分けて、小澤征爾一家の中国の生活から学生時代、留学、指揮者としての成功、共演者、その後までを語っており大変面白く読めた。 今までの彼の本には出てこなかった家族や先生、知人等のエピソードが多数紹介されている。
よく知らなかったが、小澤征爾の兄は筑波大学の名誉教授で口承文芸学者であり、昔話研究の第一任者である。 弟は俳優でタレント、エッセストとして活躍していたらしい。 兄の子はシンガーソングライター。小澤征爾の子は、俳優とエッセイストとして活躍する芸術一家だ。
9回に分けて、小澤征爾一家の中国の生活から学生時代、留学、指揮者としての成功、共演者、その後までを語っており大変面白く読めた。 今までの彼の本には出てこなかった家族や先生、知人等のエピソードが多数紹介されている。
驚いたのは、3人の記憶力の良さ。 80歳後半の兄弟が、大昔に関わった人の名前や出来事、読者には全く判らないエピソード(本当かどうかも判らないが)まで詳細に覚えている。一人では思い出せないことでも、同じ生活を共有していたので記憶がよみがえるのだろう。
また小澤兄弟は、本当は4兄弟で長兄は早く亡くなったらしい。その思い出も語られている。
ちなみに、会話の中で小澤征爾は自分のことを「オレ」と言っている。彼の最初の本は「ボクの音楽武者修行」だから、てっきり自分のことを「ボク」と言うのかと思っていたのだが、、。
ちなみに、会話の中で小澤征爾は自分のことを「オレ」と言っている。彼の最初の本は「ボクの音楽武者修行」だから、てっきり自分のことを「ボク」と言うのかと思っていたのだが、、。