キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

今週の出来事:近所で起きた交通事故の話

2022年11月10日 | Topics & Diary
先週末、近所の交差点で交通事故がありました。歩行者と車の衝突事故で、高齢の歩行者の方が亡くなられました。
この件で翌日、警察官の方が来られ、「周囲に高齢の独り暮らしの方はいませんか」と尋ねられました。話を聞くと、被害者が身元を証明するような免許証等の書類を携帯しておらず、誰なのか特定できないので、周囲に聞き込みをしていますとの事。「こちらに来て2年半で、近所でお付き合いしている方が少ないので判りません」と答えると、何か情報があれば連絡して下さいとお願いされました。
その後、周囲に誰かいないかよく考えたら、自宅の裏に住む独り暮らしの方(年齢は不明でしたが)の事を思い出しました。夕方、その方のご自宅の様子を伺うと、駐車場に車があって、カーテンが掛かっていましたが、部屋の電灯が点灯しており、居間?の裏窓が半分開いていました。家の状況から御在宅の感じだったので、その日は様子を見ただけでした。翌日の夕方にもう一度見ると、前日と変化なく裏窓が開いたままで、人の気配がありません。外出しているとすれば、窓が開きっ放しで不自然だし、在宅しているなら、朝晩冷え込むこの時期なのに、エアコンの室外機の音がしない。少し変だなと思ったので妻と相談し、翌朝も変化が無ければ警察に連絡してみようということになりました。翌朝、家の様子を確認しましたが、前日と何も変わっておらず、気が付いてから3日間、隣人が在宅している気配が無いので警察署に連絡しました。事故と関係があるか判らないとの前提で、家の様子を話したところ、確認させて頂きますとの事でした。その後、夕方に警察の担当者から、隣人の親戚に確認して、事故の被害者はこの家の方であることが判ったと連絡がありました。ご協力ありがとうございましたと言われ、身元が判明して良かったと思う反面、お付き合いはほとんど無かったけれど、隣人が亡くなってとても残念な気持ちになりました。
この方は2年前に引っ越して来られた時、我家に挨拶に来ました。話を伺うと、80坪くらいの土地に拘りの注文住宅を新築され(2LDK?位の小さな家なのに、土壌改良から始めて、家も何度も設計変更して完成までに8カ月も掛かったらしい)、独り暮らしを楽しみたいという話でした。
住み始めてからも家はまめに手入れされて、ウッドデッキや庭の芝生は美しく、家は
いつもピカピカ。軽のスポーツカー(ドレスアップされた車体)でよく出掛ける様子を見ていました。悠々自適の独身という雰囲気の方で、容貌から60歳代後半の方と思っていましたが、新聞記事によると62歳でした。(私と2歳しか違わなかったのが意外でした)おそらく2年前に60歳で定年退職され、家を新築されたのだと思います。第二の人生を楽しんでいる矢先に、不慮の事故で主を失って空家となった家を見るととても悲しくなりました。
大変短い間でしたが、隣人だった故人の冥福を祈りたいと思います。

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