キマグレ競馬・備忘録

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2025 フェブラリーS 結果 & サウジカップ 結果

2025年02月23日 | Horse Racing
今年のフェブラリーステークスは、キング騎手騎乗のコスタノヴァが優勝しました。
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【フェブラリーS】府中無敗コスタノヴァが完勝!キング騎手は女性騎手史上初JRA平地G1制覇 by日刊スポーツ
<フェブラリーS>◇23日=東京◇G1◇ダート1600メートル◇4歳上◇出走16頭
今年最初のJRA・G1は2番人気コスタノヴァ(牡5、木村)が制した。道中は先行勢を見る位置をスムーズに追走。直線で前が開くと抜群の瞬発力で一気に抜け出した。勝ちタイムは1分35秒5。これで東京は6戦6勝。前走根岸Sで重賞初勝利を飾り、これまでで最も短い中2週でのレースだったが、しっかりと能力を出し切った。初コンビを組んだキング騎手は、女性騎手史上初のJRA平地G1制覇という新たな歴史を刻んだ。(後略)
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コスタノヴァは中団前目でレースを進め、直線でジワジワと伸びてきて先頭に立ち、後続の追撃を振り切っての勝利でした。キング騎手は落ち着いた騎乗で、おそらくプラン通りのほぼ完璧なレース。女性騎手として初めてJRAの平地G1を制しました。記録にも記憶にも残るレースで、とても素晴らしかった。
インタビューで「女性騎手で初めてのG1制覇ですが」と聞かれて、「女性だからというのは関係なく、騎手としてG1を勝ったことが嬉しい」と言ってました。もしかすると、インタビュアーの性別意識が気になったのかもしれません。彼女の騎手としてのプライドを感じるコメントでした。しかし、日本人の女性騎手にはなかなか手が届かない重賞やG1を、わずか2ヶ月足らずの滞在で2勝。昨年も同じ期間で2勝しており、トータル4か月で28勝のうち重賞4勝の実力は、性別関係なくトップジョッキーのものです。短期免許での来日なので、来週3月2日がラスト騎乗になります。ということで、予想の結果は。
◎エンペラーワーケア:5着:優勝馬と同じ位置でしたが、外に出せなかったのが痛かった。
〇コスタノヴァ:1着:キング騎手に導かれて、完璧なレース。最後まで抜かせなかった。
▲ガイアフォース:7着:末脚に賭けるも届かず。位置取りが後ろ過ぎたかも。
△サンデーファンデー:10着:先行するもズルズル後退。切れ味勝負で分が悪かった。
△アーデルアストレア:9着:最後方追走から見せ場無く終了。上位と実力差がありました。
ということで、当然ながら馬券はハズレ。今年のG1もマイナススタートとなりました。

昨夜は、サウジカップが行われ、フォーエバーヤングが優勝しました。
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【サウジC】フォーエバーヤング、念願の海外G1初制覇!ロマンチックウォリアーに競り勝つ by日刊スポーツ
<サウジC>◇22日=キングアブドゥルアジーズ◇G1◇ダート1800メートル◇北半球産4歳上・南半球産3歳上◇出走14頭◇1着賞金1000万ドル(約15億5000万円)
フォーエバーヤング(牡4、矢作)が力強く抜け出して勝利した。海外挑戦5戦目にして念願の海外G1初制覇。坂井瑠星騎手(27)も待望の海外G1初白星。矢作芳人調教師(63)との師弟タッグで、世界の頂点に立った。(後略)
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昨夜(今朝)のレースを生中継で見ていました。夜10時から放送を見始めたのですが1時半頃から睡魔に襲われ、ビザンチンドリームが勝った(これも凄いレースでした)レッドシーターフハンデキャップ(G2)は、3000mのレースなのに最後の直線の400mしか記憶にない状態でした。(^^;) なので、サウジカップも眠い目を擦りながら見ていました。もし負けたらサッサと寝ようと思っていたのですが、フォーエバーヤングの素晴らしいレースを見て目が覚めました。生中継後に繰り返されるビデオ映像を食入るように見て、何度も日本馬に苦杯を舐めさせたロマンチックウォーリアに勝つ姿を見て、久々に気持ちがスカッしました。
このレースの勝因は、坂井騎手の見事な騎乗にあると思います。スタートから前に出て内側に切り込み、ロマンチックウォーリアの前に出て進路を塞ぎ、直線手前で外側から前に出られると、内柵沿いは塞がれるので逆に外側に持ち出して、併せ馬にならないように距離を取り(併せ馬になるとロマンチックウォーリアの闘争心に火が点くので)じわじわと内側に寄せて距離を縮め、そして前に出たところがゴールでした。坂井騎手のこのコース取りの判断が素晴らしかった。
ロマンチックウォーリアは、初ダートとは思えない走りで、芝もダートも超一流。競馬界の「大谷」です。今回も素晴らしいパフォーマンスを見せたけれど、騎手も馬も久し振りに緊張を強いられたレースだったかもしれません。普通だったら追い縋る馬を引き離す一方なのに、どんどん近づいて来るのを感じていたと思います。騎手はコメントしなかったけれど、今回はゴールを遠く感じていたかも。次はドバイの芝でリベンジを期して臨むと思います。そして今年も連覇を狙って安田記念参戦があるかも。ロマンチックウォーリアは日本馬の良きライバルとして、今年もレースを盛り上げてくれると思います。
今回は日本馬が参戦した6レースで4勝。芝は総なめ、ダートはドバイカップだけでした。芝の3レースはどれも圧倒的な勝ち方で、全て優勝の日本馬デー。サウジC以外のダートも善戦するも、ダービーはやや不完全燃焼の2着、スプリントはアメリカ馬の独壇場でした。さすがに全レース制覇は欲張りですが、その期待を持たせてくれるような今回のサウジカップデーでした。

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