キマグレ競馬・備忘録

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藤田菜七子騎手、電撃引退!

2024年10月11日 | Horse Racing
藤田菜七子騎手が、引退することになりました。
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藤田菜七子が電撃引退 スマホ持ち込みが引き金 “女性騎手でもやれる”パイオニアとして功績は大 byスポニチアネックス
JRAの藤田菜七子騎手(27=美浦・根本)がJRAに引退届を提出したことが分かった。11日、師匠の根本康広師が明らかにした。16年3月デビュー。16年ぶりに中央競馬に誕生した女性騎手として注目を集め、後進の女性騎手を次々と誕生させるきっかけとなる活躍を見せたが、8年半の騎手人生に電撃的に幕を下ろすこととなった。きっかけは10日にJRAが発表した、調整ルーム居室内への通信機器(スマートフォン)持ち込みによる、騎乗停止にあったと言わざるを得ない。11日から裁定委員会の議定があるまで藤田は騎乗停止となった。(後略)
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昨夜は藤田騎手のスマホ持ち込みによる騎乗停止の記事があり、残念な想いで就寝しました。それが、今朝起きてみたら「電撃引退」のニュースになっていて大変驚きました。最近、若手騎手2名がスマホの持ち込みが話題になったばかりでしたが、まさかという気持ちです。
最初の記事では、JRAから昨年6名の処分が発表された時に、彼女からは不正使用の申告が無かったということで、今回の処分になったという話でした。でも別の記事の師匠の話では、昨年6名の騎乗停止処分の時に彼女も申告したけれど、JRAからは厳重注意処分だけだったそうです。それが今になってまた騎乗停止処分になり、自分だけ二重に処分が課されるのは、納得いかないという事かもしれません。この話が本当なら、この引退は大変気の毒です。昨年処分を受けていれば、引退まで追い詰められることは無かったかもしれない。JRAとしては女性騎手のパイオニアである彼女を守りたいという意図があったのかもしれませんが、裏目に出てしまったのかなと思います。JRAの裁定委員は、本当のところを明らかにして欲しいです。処分を受けるべきなのは、当時、他の騎手達と同列に扱わなかった裁定委員の方かも。
それにしても、彼女のファンとしては電撃引退は大変残念です。デビューした頃から応援していたので、東京競馬場で騎乗する時は、いつも楽しみに出掛けて行きました。女性騎手1人で孤軍奮闘して、女性騎手の施設や待遇改善のキッカケにもなったし、初めて重賞制覇も達成したし、彼女の笑顔は競馬オヤジの心を癒してくれました。こんな形で引退は、とても残念としか言いようがない。むしろ7月に結婚した時に、皆から祝福されて引退の方が何倍も良かったと思います。彼女の騎乗が見られなくなるのは淋しいけれど、また違った形で競馬に関わって欲しい。もしこれまでの競馬人生を振り返った競馬本を出すなら、喜んで買います。(^^)
この件にめげず、これからも良い人生を歩んで欲しいと思います。短い間でしたが、大いに楽しませてくれて、ありがとう!

写真は、2019年に東京競馬場で撮った藤田菜七子騎手です。
追記:その後、JRAから正式発表があり、前回の彼女の申告内容に虚偽があった為、今回の追加処分になったとの事。違反と虚偽申告。そういう事情であれば、残念ながら引退も止む無しです。引退は、最も重い責任の取り方です。これは、彼女としてできる最大限の罪滅しなのかもしれません。今後、同様の事案が起きないように、他の騎手も自分の事として戒めて欲しいと思います。
しかし、文春砲とは何なのか。人を窮地に追い込むことが、ジャーナリストの仕事なのだろうか。

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