毎年楽しみにしているWSJSですが、1日目の第2レースで「地方競馬代表」佐賀競馬の山口騎手が勝利しました。
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山口“ミスターほとんどパーフェクト”世界に技見せる!
WSJSに初出場する佐賀の山口勲騎手 (スポニチ)
24、25日に東京競馬場で行われる「第26回ワールドスーパージョッキーズシリーズ(WSJS)」のウエルカムパーティーが22日、都内で行われ、地方競馬代表の山口勲騎手(42=佐賀)が出席した。世界の名手がズラリ15人。「ミルコ(デムーロ)は佐賀で一緒に乗ったことがあるね。テレビでいつも見てる騎手たちと同じレースに乗れる。ゲートを切ればやっぱり負けたくないって思うけど、今は楽しみが大きい」と出場名簿を見て目を輝かせた。小倉、阪神で騎乗したことはあるが、東京は初めて。「とにかく大きくて凄い競馬場というイメージ」。慣れない左回りというビハインド。それでも狙うは「勝利」だ。これまでJRAでは64戦して2着が1回。当然初勝利は意識している。(後略)(秋田麻由子)
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WSJSは世界の名ジョッキーが集まり、4レースのポイント制で争われるレースです。このメンバーには、地方競馬の代表が1人だけ参加することができます。地方競馬では、事前に出場権を争うレースが行われ、そこで勝った騎手のみが出場権を獲得する仕組みになっているようです。今年は大井競馬の戸崎騎手等を退けて、佐賀競馬の山口騎手が出場権を獲得しました。
正直、地方競馬を見る機会がほとんど無いので(大井競馬は見ますが)、山口騎手のことは全く知りませんでした。おそらく東京競馬場に来ていた観客の多数も、彼の名前を知らなかったのではないかと思います。しかし、この日の第2レースでは、初の東京競馬場、地方競馬にはほとんど無い芝コースで左回り、6番人気というハンデを覆して見事なJRA初勝利を収めました。昨年のこのレースで2勝した地方代表・吉原騎手にも驚きましたが、今年の山口騎手も素晴らしいレースを披露し、厳しい状況にある地方競馬でも騎手の技量はJRA騎手と遜色ないということを証明しました。馬券は買えなかったけれど、勝った瞬間はとても感動しました。
明日も3,4戦が行われますので、注目したいと思います。