ちょっと明治時代にタイムスリップした感じ。
松山の温泉と言えば、日本最古の温泉・道後温泉が有名です。
宮崎駿監督の映画『千と千尋の神隠し』に登場する「油屋」のモデルになったといわれており、多くの観光客が訪れていました。本館の建物はとても風情があって良いのですが、写真を撮ろうとするとどうしても背後のビルや観光客の姿が気になってしまいます。人気の観光地で、風景だけを切り取るというのはなかなか難しいものです。
松山と言えば、司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」の舞台となった所です。
市内の至るところに「坂の上の雲」のドラマに関連するミュージアムや博物館の案内がありました。そのひとつが正岡子規記念館です。松山の有名人・正岡子規の人生と彼の業績を紹介した施設で、この展示を見れば俳人・正岡子規に詳しくなれます。
学生の頃に「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」という有名な句を習ったことがあります。(彼の句は、その程度しか知らないのですが、、)その句は、療養生活の世話や奈良旅行を工面した夏目漱石への返礼の句なのだそうです。野球を愛し、素晴らしい友人達に恵まれた子規ですが、壮絶な闘病生活の末、わずか34歳でこの世を去ります。しかし、その短い人生で残した業績は、後世に大きな影響を与えていると思います。身近なところでは、ベースボールを自分の本名(のぼる)に因んで「野球」と名づけたことは有名で、彼のユーモアと言葉に対するセンスの良さを感じさせます。最近流行りの"歴女"たちには、同じ四国の高知・坂本龍馬のほうが人気があるようですが、個人的にはイケメン龍馬よりもちょっと無骨な正岡子規のほうが親近感が持てます。
年末NHKで放送予定の「坂の上の雲」の続編が楽しみです。
松山城は、市内中心部の山に築かれた美しい城です。
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松山市の中心部、勝山(城山)山頂に本丸を構える平山城である。日本三大平山城にも数えられる。現在、山頂の本壇にある天守(大天守)は、日本の12箇所に現存する天守の一つである。この中では、姫路城と同じく、大天守と小天守・南隅櫓・北隅櫓を渡り櫓(廊下)で結んだ連立式で、日本三大連立式平山城にも数えられる。幕末に建築された大天守ほか、日本で現存数の少ない望楼型二重櫓である野原櫓(騎馬櫓)や、当時の土木技術としては特筆される深さ44mにおよぶ本丸の井戸などが保存されている。敷地一帯は国の史跡に指定されており、建造物21棟は国の重要文化財に指定されている。ミシュランの観光版(ギード・ベール)日本編では二つ星に選定された。(Wikipedia)
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この日の早朝に松山に到着し、早速讃岐うどんを食べて松山城へ向かいました。松山城に登るには、徒歩とロープウェイ、リフトの3つの方法があります。前日からのドライブの疲労と猛暑ということもあり、リフトで登ることにしました。麓の駅から約3分?程度で松山城に着き、そこから徒歩で天守閣を目指します。途中いくつかの重要文化財の建造物をゆっくり見ながら歩いていましたが、天守閣に登る頃には汗だくになりシャツがびしょ濡れになってしまいました。それでも天守閣からの風景は素晴らしく、また涼しい風も吹いて、とても気持ちが良かったです。(帰りはまた汗だくでしたが、、)
でももし季節が選べるのであれば、夏と冬は止めたほうが良いかも。
四国に行くのは初めてです。写真は、岡山と香川を繋いでいる四国への玄関口・瀬戸大橋の風景です。九州へ行く時に渡る関門橋よりも大きく、いくつもの橋が連なる風景は壮大な眺めです。四国に渡るには3つのルートがありますが、その中でも淡路島に掛る明石海峡大橋は世界一の吊り橋で、長さが2km以上あるそうです。高速料金が安いうちに、一度渡ってみたいものです。
今年も例年同様、九州(鹿児島)まで車で帰省することにしました。
2005年以降、毎年車で帰省しており今年で6回目ですが、今回の行きは四国(松山)経由、帰りは直帰のコースで総距離2700kmとなります。昨年と同じく高速道路料金が休日1000円ということで、時間は掛っても費用が掛らないのが大きなメリットですが、同じように帰省する人達による高速道路の渋滞は覚悟する必要がありそうです。
今回の行程
(行き)8/6 19:00埼玉→8/7 6:00瀬戸大橋→9:00松山(泊)
8/8 10:00松山→12:00八幡浜(フェリー)16:00臼杵→18:00阿蘇→21:00鹿児島
(帰り)
8/13 13:00鹿児島→8/14 10:00埼玉
プロペラの軸のカバーに、この日の天気が映っておりました。
時折青空も見られたけれど、これが終日キレイな青空だったら良かったのに。
F-4のコクピットに佇む航空整備士です。映画に出てくるようなシーンですが、とても格好良く見えます。手前で見ている観客とは違う世界にいるような感じでした。
爽やかな整備士と汗臭い観客、、。
航空祭の演目の合間にスカイマークエアラインの定期便が降りてきました。
百里基地で民間エアラインを見るのは初めてで、軍用機のグレーばかりの機体の中で、真っ白の機体を見るととても新鮮な印象でした。スカイマークは、8月末で茨城空港の路線を運休するようですが、百里基地航空祭のために定期便の時間変更を要請されたことを理由に挙げているようです。まあ1年に1度の航空祭を理由に運休するのは「難癖」という感じもします。どんな理由であれ、採算が取れない路線は止めたいというのが本音でしょう。
真夏の航空祭の熱中症への対応として、飲み物を2リットルほど持込みましたが、全く足りなくて帰りのバスは喉の渇きに悩まされました。寝不足と日焼けで体調も悪化して、帰り着いた頃には疲労困憊。夏の航空祭は、体調管理に十分気をつける必要があります。用意してし過ぎることは無さそうです。
今回の写真のほうは、全く駄目でした。今年初めての戦闘機撮影とは言え、出来栄えはイマイチ。自分自身のウデの無さをあらためて認識しました。自分で撮った写真を見て思わず笑ってしまうほどフレームから外すし、ピントも合ってなくて、撮った画像を見てがっくりしてしまいました。いろいろ理由を考えたけれど結局カメラには特に問題は無く、単に自分が下手くそだからという結論になりました。普段から動くものを撮って、手や腕を慣らしておくことが必要です。
普段の努力不足を反省しました。
*写真は急上昇を見せるF-15。ちょっとピンボケ。
最後はブルーインパルスの飛行展示です。
スクランブルがあった影響で、やや時間が押し気味となっていましたが、ブルーインパルスは予定通り行われそうです。音楽が鳴って、隊員が乗り込んでエンジン始動したところ、ソロ演技担当の6番機の様子がおかしいらしくなかなか発進しません。そのうちアナウンスがあって、6番機の使用を止めて予備機での演技となりました。順次滑走路端に向かって整列したのですが、なかなか開始の合図が無く、急遽天候調査を行うとのアナウンスがありました。空は半分くらい青空も見えていましたが、霞は取れず、スモークがかかったような空です。天候調査の予備機が飛び立った後、5分くらい経ってやっと離陸を開始しました。それも1機づつ離陸するもので、通常の離陸形態とは違っており違和感を感じながら見ていました。全機での編隊飛行で基地上空を何度か航過飛行をした後、ソロ機がいくつかの演技をした後、あっさりと降りてきてしまいました。正味10分?くらいの演技内容で、何があったのかわからず観客は呆然と見ていたようです。
最後に「皆様、ご満足いただけましたでしょうか」というアナウンスがありました。
たぶん事前に用意した台本通りにアナウンスしたのだと思いますが、空気読んでないなあという感じでした。一言「不測の事態でプログラムを変更しました」くらい言えば納得するのですが、何の説明も無かったのが少し残念でした。酷暑の中、何万人も楽しみにして待っていたショーだけに、今回はイマイチの内容でしたが、次回は良い条件での演技に期待したいと思います。